百日紅、暑い夏、最も日差しの強い昼下がりの、誰も歩いていない住宅街の道を歩くと、あちこちの家の庭の塀越しに、あるいは門かぶりに植えられた百日紅が、勢いよくその明るいピンクの枝先を､青空に向けて突き出している｡何かしら力強さを感じる夏の象徴のような花だ。
とある本を読んでいたら、生涯に打つ心拍数は、あらかじめ決まっている、あらゆる動物 20億回なんだと。心拍数が上がることは、百害あって一利なし だとか。人間だとだいたい80才くらいらしい。
ちらりと頭に浮かんだのは、私のゆっくり泳ぎ込みスタイル、速さよりも持久力(イヤイヤ実は速くは泳げないだけなんだけど)、それで良かったんだな、とここで百万人の味方を得た気持ちになった｡（笑）
