黄砂がやって来た。周りの山々に紗がかかったようになっている。西日本の春に付き物とはいえ、歓迎されざるものだ。狭い庭のバラ達もゾウムシにやられながらも、咲く準備をしている。
(鉢底から出て、コンクリートの隙間に入っていた太い根、大手術して切ったナニワノイバラ 咲いてくれた。トゲは痛いけど虫のつかない丈夫なバラ、なぜ虫がつかないのだろう)
スイミングに行くとぐっすり眠れる。行かなかった日とか、出掛けていた日など、ぐっすりとはいかないことがある。特に出掛けた日など、体が疲れているのに妙に頭が冴えていて、目はつむっているのになかなか熟睡できないことがある。
(色づいた蕾になったメアリーローズ)
そんな時、頭に今暗譜しなければならないドイツ語(6月のマーラーのシンフォニー3番の合唱部分)や、イタリア語(五月末合唱祭で歌う歌)の楽譜が浮かんできて、覚えなければという脅迫観念からか、ドイツ語をなぞったりしている脳の働きがある。すると途中でdasだったかなぁ、それともdieだったかな、いやいやもっと違う言葉だったかなと、そこから先へもどかしくも進まなくなる。ドイツ語のイロハが分かってない丸暗記なので・・・(笑)。
(ゴールデンプラネット )
まだ途中なので先に進むために、適当に言葉をはめ込んでなぞっていくが、いやいやこのいいかげんなのを覚えたら大変なことになる、と頭の中のドイツ語をガラガラポンして、脳から追い出す努力をしたり、(これがなかなか出ていかない(笑))脳が夜中に大活躍していることがある。楽譜を取りに行き確認すれば゛済むことなのだが、そういうこともせずモヤモヤしたままいつかは寝てしまっている(笑)。
(せっかくのスズラン 葉っぱを食害する小さい黒っぽい虫が毎日きています。見つけ次第もちろん捕殺 こんなに穴が開いちゃって)
頭に浮かんでくることは様々で、そうだああした方がよかった、とか、ちょっとした考えがひらめいたり、抜け落ちていたことが浮かんで来たり、明日直そうと思ったりすることもある。
(バラの葉っぱの上にいるクモ 害虫をやっつけてくれそうなバラのカードマン)
寝ている時の頭のひらめきで、いいアイディアが浮かんでくるという。枕元にメモを置いて寝て、ひらめいたらガバッと起きて忘れないうちにメモるという、猛烈サラリーマンの話など耳にしたことはあるが、そういう感じも少しは分かる気がする。脳の働きが目をつぶっている夜ということで、他の雑多な情報が入らないので、研ぎ澄まされるのだろうか。
(皇帝ダリアの苗を買ってみた うまく咲いてくれるだろうか)
相田みつをさんのカレンダーに「私が寝ている時も動いている心臓」という日めくりがあるけれど、脳も寝ている時でも何かしら働いているんだろうか。とりあえずただ丸暗記しているドイツ語、イタリア語、早く覚えなきゃ。
(裏庭の片隅に、植えた記憶もないのにこんな花が咲いてくれた。何ていう花だろう)