kameKiKu’s blog、小さな庭日記

バラ好き、コーラスとパッチワークが趣味の関西在住シニア、植物と共に日々雑感

講座を受ける

南の方には台風が来ているらしい。今度は西日本にやって来るみたいだ。けれど今日の昼間はまだ、近畿地方では何とかお天気のまま持ちこたえた。ひと月以上前に申し込んでいた講座、孫達とバタバタしている間にすっかり忘れていたのだけれど、京都学講座は今日だった。

 (稲盛記念館)

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府立大学の稲盛記念館でその講座はあった。神社、古墳好き友達と二人で出掛けた。開始20分前位に到着したのに、会場にはすでに大勢の人達が席に着いていた。断然シニア世代が多く、男性も半分以上を占めていた。

 

かなり全体的に席は埋まっていたのに、中央の前から二番目のテーブルの所の真ん中辺りが二つ空いていたので、そこに着席した。話を聞いたりする講座など、私はいつも前の席で聞きたい思いを抱く。ちょっと居眠ったりもたまにはするのに~(笑)

 

(ゴールデンプラネット)

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(ゴールデンプラネットにトンボが止まって・・・)

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講座は「古代文化の道   海を行き交う人、物、情報」というものが大きなタイトルなのだけれど、今日のテーマは「本草(ホンゾウ)の来た道      日本古代の医学・薬学」というもの。何もそういうことが頭に入っていない私は、配られた資料にある「本草」とは何かな、と始めからつまづいた(笑)。本草とは薬物、それは薬用植物、鉱物、動物のことだった。

 

(ラジオタイム   ちょっと朝晩すずしくなったせいか 咲いた)

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中国からの薬物の本や人などが、百済経由で本草知識やら人(薬  クスシ)を日本が受け入れたということで、仁和寺には7世紀に著された「新修本草」20巻などの写本、13世紀に書写された物が国宝として残っているのだとか、そういった薬物は呉音で読む物が多いとか。

 

(シャルル ド ゴール 裏に置いているので少し涼しい所 春より一回り小さい) 

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正倉院の珍宝帳にも、聖武天皇の遺愛品を光明子東大寺大仏に献納した中に、古様本草画屏風という物が納められている。日本書記にも553年に「医博士、易博士、暦博士などよろしく番により上下せよ、種々の薬物送付すべし」などとある。鑑真も薬物について詳しかったという。

 

 国の基を創っていく時、仏教などとともに、そういった物と人材が外国から流入してきたりして、今の日本人と同様に自分達に必要な物だけ取り入れて来たのだと、改めて思ったりした。すでにそのころからそういうDNAが、日本人に受け継がれてきているという・・・本草からそんなことを思ってしまった。

 

(パンジーの種取をして、冷蔵庫に保管していた。これを種まきした。) 

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機会を得れば、興味のある講座などで、色々な先生方の話を最近は聞きたいと思うようになった。自分がすることの方が聞くことより好きなのだけれど、この年になっても、知らないことは沢山たくさんあるので、新しい知識を得る楽しさもある。知らなかったことをいっぱいいっぱい知ってから死にたい、なんてこの頃は思ったりする。今日もそのひとつ(笑)。

 

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帰りに寄った北山のコーヒー店は、豆を売っているのが主のようだったが、カウンター席が4つだけあり、新しく出来た店のようだった。本格的ドリップコーヒーを出す店で、普通のお兄さんみたいな若い店主が入れてくれたコーヒーは、とても美味しかった。390円だったのだけど、この味なら安い!と思ったくらい。ちなみに飲んだコーヒーはインドのもの。長い名前だった。(笑)このあたり私の甘い所で、インド何とか・・・覚えられず(笑)。