kameKiKu’s blog、小さな庭日記

バラ好き、コーラスとパッチワークが趣味の関西在住シニア、植物と共に日々雑感

旅編6 再々訪バンコク    その1

ただいまっバンコク10日間の旅行から昨日帰国した。二十数年前と昨年に続いて、今年も東南アジア最大の都市、バンコクを訪れた。仕事の赴任で次男家族が住んでいるバンコクは、訪れる度に活気とエネルギー、発展し続けていくパワーを感じる魅力的な都市。今回は乾季も終わり、これから五月半ばまでが一番暑い暑季、そんなシーズンに突入している頃に出かけた。今回は、たまたま友人も私の滞在中にバンコクに来たりして、合流したりもして楽しかった。

 

(タイの友人からもらった蘭 )

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            喪に服すバンコク

昨年亡くなられた国王ラーマ9世、その喪に服する国民の姿に、少なからず感動を受けた。葬儀は今年の秋に行われるようだが、それまで喪に服すという。王宮付近では、黒服を着た人々が大勢溢れていて、弔問の記帳にあちこちから訪れて、暑い中長蛇の列を作っているのが見られた。

 

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一般の働いている人々も、朝のラッシュアワーBTSなどに乗り合わせたので見ると、黒いワンピースや、スカートか上のシャツなど、どちらかを黒にしたりしているのを多く見かけた。観光客にまでは、そこまでは求めてはいないようだが、私もなるべく持っている服の中の、地味目な物を選んで持って行ったが、夏の服は明るい色の服が多いので、ウーンと思案。南国の明るい空の下で、黒い服装だらけなのも、何かそぐわない見慣れない光景として私の目には映った。しかし、その国民の思いは崇高だ。

 

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そういう時期なので、王宮に入るのには、厳しい服装チェックがなされていた。旅の半ばの頃、王宮に友人達と合流して行ったのだが、うっかりして夫がヒザ下くらいの短パンだったのだけれど、それも呼び止められ、慌てて仲間がステテコ風の柄物の長いズボンを買って来てくれたりした。100バーツ。(1バーツは3円くらい)

 

(ゾロゾロこんなステテコ風ズボンをはいた観光客だらけ(笑)) 

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周りの人達を見ると、男性達は多くが様々な柄物ステテコ風ズボンをはき歩いていたので、その光景はなんだか面白かった。女性達は多分ミニスカートや短パンを覆うためか、派手な柄の巻きスカートの人が多かった。それも急きょ買った物もあるんだろうな(笑)。

 

(王宮の中のワットプラケオ、エメラルド寺院をまた訪れた。エメラルド寺院内は撮影禁止、カメラのバッテリー切れで、この辺りはスマホで撮影。何て運が悪いんだろう。  歩きながらカシャっとやるのでいいのが無い(笑)) 

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喪に服す弔意は、建物の壁面にも白黒の布を垂らして表していた。町中の多くの建物でその光景は見られ、これも私の目にはこれも珍しく映った。秋に行われる葬儀、何十年に一度のこんな時期に、バンコクを訪れることになり、印象深いものとなった。国立博物館では葬儀に使う棺を乗せる輿などが作られている最中であった。

 

 

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(国立博物館で)

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(これはラーマ8世の時の座棺。ラーマ9世は普通のお棺だということだった。  逆光で見にくくてごめんなさい)

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敬虔な仏教国としてのタイ、日本とは違う流れの、修行をして悟りを得ることを目的の上座部仏教。ほとんどが仏教徒のタイで、篤い宗教心を感じた。

 

暑い暑いタイから帰ると、気温差20度・・・その上一挙に花粉に襲われた。寒い寒い日本!