kameKiKu’s blog

バラ好き、コーラスとパッチワークが趣味の関西在住シニア、植物と共に日々雑感

阿修羅像・・・興福寺&春日大社

奈良興福寺で阿修羅像の天平乾漆群像展をしているというので、出掛けてみた。古都奈良は京都とはまた違い、山に囲まれて手狭でせせこましい京都より、大らかで伸びやかな感じがする。奈良も盆地なのだけれど・・・。古墳だけじゃなくそんな奈良が大好きな私、時々行きたくなる所だ。

 

(阿修羅像  内部ではすべて撮影禁止で写せない) 

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阿修羅像は教科書などでも目にしている有名な像だ。像を間近にして見ても、その顔のちょっと眉根を寄せた表情には惹きつけられるものがある。三面の顔と三対の手を持つ阿修羅像。

 

(東金堂と五重塔  東金堂の中に仏頭が陳列展示されている) 

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阿修羅とはインドの神様のアスラからきているという。正面の顔は仏教の教えに目覚めた顔、左顔は後悔と反抗、右顔は憂いと懺悔の顔という。三対の手は、一つは合掌、二つ目は日輪と月輪、三つ目の手は弓と矢を持っている姿という。

 

(五重塔

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阿修羅像は、光明皇后が母の橘美千代の一周忌に間に合うように造らせ、釈迦三尊、梵天帝釈天、四天王、十大弟子像と共に西金堂に安置されていた、仏法を守る八部衆のうちの一つである。

 

(北円堂 このあたりは中金堂の工事をしている)

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インドの神話では、天界を追い出された阿修羅は、復讐に燃える悪鬼とされてしまい、人間界と餓鬼界の間にいさせられたという。そのため普通阿修羅は激しい怒りの表情をしているのだが、この興福寺の阿修羅像は静かに、何かを訴えるような顔をしている。

 

(南円堂)

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興福寺聖武天皇の発願で建立された寺。今、東金堂には685年に、蘇我倉山田石川麻呂37回忌供養のために建立された本尊の頭部が展示されている。興福寺の僧が山田寺の薬師三尊を強奪して東金堂の本尊としていたが、平重平の焼き討ちにあったため、焼けて頭部だけ残り、再建されたとき台座の下に納められたのだが、1937年の解体修理の時に発見されたという。

 

(仏頭)

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白鳳時代の仏像の特徴をよく表している仏頭。飛鳥時代の細面ではなく顔幅の広い丸顔に、鼻筋の通った涼やかな顔。1300年もの歴史を刻んだ仏頭。明日香の山田寺跡なども訪ねたこともあるので、仏頭の辿った過酷な運命に思いを巡らせた。

 

(奈良公園の鹿はいつまで見ていても飽きない) 

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中金堂は今再建中だった。中金堂の内陣には興福寺の教義である法相の祖師たちを描いた法相柱があったといい、中金堂の再建ではそれも蘇らせるという。奉納前の柱絵を展示していたので、見学出来た。ちょうど製作者の日本画家の畠中光享(はたなかこうきょう)氏も説明解説などしておられ、直接制作に関するお話しをお尋ねしたりすることが出来てラッキーだった。再建されたら見えなくなってしまう柱絵。またとない機会に見ることが出来た。これも写真撮影禁止。

 

(このような一人ひとりの法曹祖師の絵が柱に巻き付け貼られる)

 

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(春日大社参道) 

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スッカリ人に慣れている鹿さん達が、観光客に囲まれていたり、おせんべいをもらっている間を歩いて、春日大社まで歩いて行った。ダラダラと長い道のりで、参道もとても長い。微妙な傾斜があるようで、帰り道は膝にきた(+_+)。

 

 (ここまで来るのにかなり長い距離)

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春日大社藤原氏氏神として有名。㋅30日に行けば、名越のおお祓いの催しがあるのだけれど、何もない日であった。くたびれた足を引きずりながら拝殿まで行き、拝礼して御朱印をもらった。御朱印帳も2冊目がいっぱいになってきたので、興福寺で新しいものを買ったのだった。

 

(春日大社)

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それにしても、こうして古くからの神社仏閣があるおかげで、緑に溢れる森や林が町中にも存在していて、潤いを与えてくれているのがありがたい。

 

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興福寺では御朱印が6種類くらいあり、書いてくれる方が「お薦めは2、3、4番です。」などとセールスしていて驚いた。「えー」と驚く私に、お寺も商売に精を出しているのがわかった。ここまであからさまだと、かえってさばさばしてしまう(笑)。私は一つだけにして御朱印をもらった。

 

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その後国立博物館でやっている運慶展にも行きたかったのだけれど、膝のダメージを考えて、中止した。実際行きはイソイソ帰りはヨロヨロになっていて、歩き回りは半日しかもたない私であった(-_-メ)。歩数計は12250歩。一万歩を越えるとしんどい(笑)。近鉄奈良駅前で三笠を買って帰った。

 

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