kameKiKu’s blog、小さな庭日記

バラ好き、コーラスとパッチワークが趣味の関西在住シニア、植物と共に日々雑感

桜 古墳 花の縁

ここのところ二日と置かず花に会いに行っている私。今日も6500歩ばかり歩いたようだ。どこを見ても、薄いピンクの桜が咲き誇り、四月の空に輝いていた。賑やかな桜の名所は素通りして、丹波国分寺跡の古木の桜を独り占めして、その木の下で夫とお弁当を食べた。花の季節、一度は夫ともお弁当を花の下で開くのが、このところ何年かの習慣になっている。スーパーで買ったお弁当ですけどね(笑)。

 

(丹波国分寺跡)

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(国分寺は8世紀半ばに全国に建てられた  この本堂は江戸時代のもの。屋根の瓦の装飾が凝っている)

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 (池尻の桜)

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北へ向かって車を走らせ、道沿いの桜を愛でながら、京丹波町の曽根の大桜の見事な花を見たりした。道沿いの土手に植わっている四、五本の桜の木だけれど、見事な大きさと量感がある桜の木。道の端に車を寄せてしばし鑑賞、カメラタイム(笑)。見ごたえのある桜だった。

(曽根の大桜) 

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その近くに古墳公園があるので、行ってみた。丹波町塩谷古墳公園。ここの古墳は五世紀の終わりから六世紀ころのもので、円墳が12基も発見されたという。特に五号墳から出土したのが、巫女型埴輪で、これが二つも出土し有名になった。

 

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巫女型埴輪は確かに珍しく、あまりお目にかかったことがない。どういう人たちの集団だったのだろうか、ヤッパリ卑弥呼のような祭祀で、国を治めていたのだろうか。円筒形の埴輪などが古墳を取り囲んでいたようだけれど、今は巫女型のレプリカだけが、その古墳の上に置かれていた。今回も埴輪の上まで階段を上り、巫女埴輪と対面し満足した私だった。

 

(2号墳から5号墳あたりまで見たところ  円墳)

 

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 (巫女型埴輪 レプリカ  70センチあまり)

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古墳の帰り、クリスマスローズが沢山咲いているお宅に寄った。夫が花を撮影させてもらった縁での知り合いというほどでもない、顔見知りくらいのお宅なのだけれど、私は初めての広いお宅だった。ちょうどご夫妻が出ていらしてクリスマスローズを見せていただいた。

 

 (まだまだたくさん咲いている一部 )

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そのお宅は、五百坪の土地にこじんまりしたログハウスが建っていて、別荘として使っているということだった。おまけにそのログハウスは、ご主人が作ったものだということで驚いた。前庭スペースも花の庭スペースも広く、我が家の狭い庭のことを思うと羨ましい(笑)。草取りが大変と言ってらしたけど・・・憧れのセレブの別荘ライフ。

 

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高台の山近くにあるので、まだまだクリスマスローズは真っ盛りに咲いていた。クリスマスローズの写真を撮らせていただきながら、世代も同じくらいで話しも弾み、コーヒーまで桜の下のテラスで淹れていただいて、思いがけない時間を過ごしたのだった。

 

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花が取り持ったちょっとした縁ということだけれど、お喋りな私なのに、なかなかそういう見知らぬ人と触れ合うことは無いので、ちょっと驚いた私だった。けれど、人付き合いというのが、こんな風に柔軟な心で出来たら、本当に本来の人間らしいものになるのではないかと感じさせられた。

 

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今はその逆、あまりにも警戒しなければならなかったり、他人との関わりを排除しやすい時代、関わられるのも嫌そうな時代、もちろん私自身もドップリ知らぬ間にそれに慣らされているのですけれど・・・。年わ重ねると、心も固まりやすい、オープンマインドで・・・・柔軟に・・・(笑)。