古墳のメッカ奈良で、古墳見学の王道高松塚古墳と、石舞台、キトラ古墳を見学するバスツアーに参加してきた。飛鳥の地には、数年前も古墳巡りを友達として、レンタサイクルで高松塚古墳の壁画館や飛鳥の地を巡ったことがある。
(橿原神宮)
(外拝殿前)
始めに橿原神宮に行った。神社の方から橿原神宮の沿革の説明をしていただき、しばし散策。荘厳な趣で建っている橿原神宮は、意外に新しい神社で、神武天皇の宮があったとされるこの地に、明治23年に創建されたものである。建国の偉業をなした第一代神武天皇の遺徳をしのび、建てられた。ここも何回目かの訪問だけれど、拝殿の砂利の前庭がとても広く、スッキリ簡素な趣をしていた。神武天皇陵にも寄り、初代天皇の陵墓と言われているところを参拝した。昼食を食べた所から畝傍山がきれいに見えた。
(内拝殿横の渡り石廊下)
(深田池)
(御朱印)
(神武天皇陵への道)
(神武天皇陵)
(畝傍山)
昼からは高松塚古墳の壁画館を見た後、すぐ隣にある高松塚古墳を見に行った。古墳は壁画館の隣にあるのに、一度丘を下りてからまた登ったりするという遠回りをしたので、私の膝には過酷?だった(笑)。壁画館で見た高松塚古墳の壁画のレプリカの、あの有名な女性が四人いる人物像の絵は、意外に小さいものだった。
(高松塚壁画館へ行く道)
(高松塚古墳)
(シャガ)
(シャクナゲ)
超有名な石舞台古墳は、何かと取り上げられることの多い古墳だけれど、やっぱり巨石がドーンと目の前にあるのを見ると、凄さを感じる。どのようにして大昔にこんな巨石を組んで古墳を作ったのか・・・。蘇我馬子の墓ではないかと言われている。権力の象徴の墓・・・。
(石舞台古墳)
(内部から天井を見る)
キトラ古墳周辺では、渡来人が住み着いていたようだ。この古墳は石室内部に塗った漆喰の上に大陸風の壁画、四神が描かれているので有名だ。南壁には朱雀、北壁には玄武、東壁には清瀧、西壁には白虎が描かれ、天井には東アジアでも最古の現存例という天文図が描かれていた。この古墳は7世紀から8世紀にかけて築かれたという。円墳のキトラ古墳まで微妙な坂道を上り、お椀を伏せたような古墳を見た。古墳見学は大抵小さい丘のような所まで登るので、しまいには膝にきてヒィヒィ言うようになる。何とか今日も頑張った(笑)。
(キトラ古墳)
飛鳥の辺りは日本のふるさと、何か落ち着く雰囲気がある。田畑の中の、あちこちに古墳がある様は、歴史の重みを感じる所だ。もうすぐまた新天皇が誕生すると改元される。歴史がひとつずつ刻まれていくのを、同時代に生きて見守ることが出来る。奈良は日本の故郷と感じたツアーだった。
(明日香村ワインをお土産に)