シニョーリア広場を抜けると、ウフィツィー美術館です。ウフィツィーとは英語ではofficeのことで、メジチ家の歴代の美術コレクションを収蔵する、イタリアルネッサンス絵画の宝庫となっています。展示品は2500点にものぼります。
ウフィツィ美術館の入口にある紋章。メジチ家の紋章でしょうか、祖先は薬屋だったので丸薬のデザインかとも謂れますし、その後両替商、銀行家としてフィレンツェの実質的支配者になり、両替商の紋章からきているとも謂われたり・・・。強大な財力で、多くの芸術家のパトロンとなりました。
ジォットの「マエスタ」
すぐ手の届くところにこうした貴重な絵画が展示されていることに、私は感銘をいつも受けます。
フィリッポ リッピの「聖母子と二大天使」
ピエロ デッラ フランチェスカ 「ウルビーノ侯爵夫妻の肖像」
サンドロ ボッティチェッリ「春」
サンドロ ボッティチェッリ「ビーナスの誕生」
ミケランジェロの現存する壁画以外の持ち運べる絵画として唯一の作品、円形画。
ラファエッロ「ヒワの聖母」
細密画展示室
部屋を巡る廊下は白と黒の市松模様。廊下の両脇にも彫刻像が並んでいます。天井にも華麗な絵画が・・・。
このウフィツィ美術館はこの字型に建てられています。
美術館を出てベッキオ橋へ。金細工などの宝飾品が両脇に軒を連ねています。以前金のピアスを買いましたけれど、耳の状態が悪くなり、ピアスの穴が裂けたんですけど(笑)、今は一切耳のアクセサリーはしなくなりました。今回はもう買うものは無いと、初めから思ってきているので、買い物には冷静、あまり欲を出さないようにしていました(笑)。
美術館からも見えるアルノ川にかかっているベッキオ橋。
ベッキオ橋から眺めた風景
観光客で混雑しているベッキオ橋の上。
警察官がパトロール。そういえばテロ対策でしょうか、ローマの観光地でも兵士たちが銃を持ってあちこちの角に立っている姿がみえました。