kameKiKu’s blog、小さな庭日記

バラ好き、コーラスとパッチワークが趣味の関西在住シニア、植物と共に日々雑感

言葉・・・残る言葉

よいよ卒業式シーズンにも入ります。様々な状況の中、様々な言葉が飛び交い、そしていくつかかが心に残る、頭に残る言葉となるのではないでしょうか・・・。

 

(最後の花茎 シンピジューム)

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々私は孫の言った言葉が頭に浮かんできます。今年のお正月も、関東に住む次男の二人の孫のうちの、お姉ちゃんの方がおばあちゃんと寝ると言って、私のベッドで一緒に寝たのでした。お姉ちゃんの方は小学高学年ですけれど、体も小柄でまだまだ甘えんぼさん。幼い時にもママが出張の折には、出掛けて行って留守番お守りなどしたせいか、とてもなついてくれているのです。

 

翌朝、孫のパパの次男が昨夜沢山お酒を飲んでいたので、「臭くて嫌だからおばあちゃんのとこにきたのじゃない?」と何気なく言ったら、すかさずお姉ちゃんの弟が「違うよ、おばあちゃんが好きだからだよ」とキッパリと言ったのです。無邪気に、天衣無縫に言葉がすっと出て来る弟君に感心。そう言われれば、熟睡できずともいい気持ちにさせられますよね(笑)。

 

(デンドロビューム)

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さい時から、会う度に色々なカルタをして遊んでやっていました。サザエサンやら英語カルタやら四文字熟語カルタなど色々。会うたびにしていたら、ある日その弟君、小学三年生が、「おばぁちゃんはカルタが好きなの?」と言われて、なんかちょっとギャフンとなりました。どうしてって、私が孫達を遊ばせてやろうと思ってカルタをしてやっていたのに、逆転的な感じで孫が私にカルタをして遊んでくれているという風になったので・・(笑)。

 

れど、こうして今は孫と童心にかえりカルタやトランプなどゲームをしていますけれど、振り返り見て、我が子を育てている時には、我が子とはこうして遊んだりはあまりしなかった、出来ませんでした。核家族の子育て中には、子供に決まりや、せねばならないことを教えるのに精いっぱいで、共に遊んでやるということまで手が回らなかった、余裕がなかったなぁと、今にして思います。

 

(セロジネ)

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とは、タップリ遊べるし、自分が責任持つ躾とかとは無縁なので、気持ちにゆとりを持って接することが出来るんでしょうね。こうしてほのぼのとさせられる言葉はいつまでも頭に残り、時々思い出しては苦笑させられる私です。

 

れども、ひどい言葉などを受けたとしたら、それもやはり頭にこびりついて離れないことでしょう。千葉県で10才の女の子が父親に虐待されて亡くなった事件など、胸が塞がります。父親は実の子を何故? 母親はそれを止められないの? 児童相談所の職員には想像力が無いの?と、私の疑問は膨らみます。児童相談所などは、いつも悲惨な結果が出た後、事件が起きてから後手に回っていることが多いようで。。

 

(クリスマスローズ  蕾)

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や父性も母性も欠落している時代なのかもしれません。虐待されている子にとって、親の元に返すのは、最悪でしかない場合が多いのじゃないでしょうか。どんな子も親といるのが一番の幸せ、という昔の常識のようなものは、当てはまりにくい世の中になっているような気がします。

 

ずか10才しか生きていない女の子の心に、頭に残っていた言葉は何でしょう。辛いひどい言葉、理不尽な言葉ばかりだったんじゃないでしょうか。それがとても不憫ですね。

 

字と違い、目で見て何度も読み返すことは出来ませんが、目には見えずとも口から放たれた言葉は、頭や心に蘇り、心をほのぼのともさせるし、またその反対に冷酷な気持ち、悲しい気持ちにもさせられるもの。孫と同じような年の子供達の不幸は胸が塞がります。子供はすくすく、暖かい人に囲まれて育ってほしい。。。。