三日目です。鳥取の砂丘の方へ車を走らせました。高速道を下りて、途中から海岸べりの道を通りました。白兎海岸です。この辺りは、皮を剥がれた白うさぎと大国主の命の神話の国です。♪大きな袋を肩にかけ、大国様がきかかると、そこに因幡の白兎、皮を剥がれて赤裸♪。こんな歌、小さい時に歌った記憶があります。歌詞をちゃんと覚えていました(笑)。ここの白兎海岸での神話ですね。
(白兎海岸)
そのきれいな白兎海岸の見える小高いところに、白兎神社がありました。またまた石段ですけれど、ここまで来て見ないのはもったいので神社に向かいました。石段を上がり振り返ると穏やかな日本海が広がっていてとても景色の良い所です。
(白兎神社に上がってから海の方を見た景色)
(白兎神社本堂)
白兎神社も神話の昔からということで、創建の年代は定かではないようですが、かなり古い歴史のある神社です。前にある狛犬の後ろ足が立ち上がっていて、これには私はちょっと興奮しました。後ろ足が立ち上がっているのは出雲系とか聞いたことがありますし・・・。白兎神社の側には道の駅があります。そこで鳥取のワインを買いました。
(狛犬)
車を走らせて砂丘に行き、砂丘美術館に寄りました。よくテレビなどでも見たことのある砂で作った彫像です。北海道の雪像の砂版ですね。左程の期待はなかつたのですが、中に入ってその大きさにびっくり、そしてその細かい彫刻というか表現にびっくりさせられました。バーンと一番初めにはガンジーさんの座像がありました。「砂で世界旅行 南アジア編」というタイトルの展示のようでした。
(砂の美術館)
(独立の父 マハトマ ガンジー)
広い会場に何点もの大きな壁面彫刻のような感じで、造られています。会場の外に出ると、造り方のパフォーマンスをやっていて、質問したりしました。一年でも二年でも水さえかけなかったら、そのままの姿を保つということでした。水と砂を混ぜさらに圧縮して木枠に入れ込んで造形するようでしたが、一人で全部作ると言っていました。美術館の高台から少しだけ見える砂丘を眺めてそこを後にしました。
(スターモスクと都市の賑わい)
(仏陀の入滅)
(バーミヤンの大仏)
(皇帝シャー ジャハーンと王妃の愛の物語)
(二階から見た会場)
(作り方のパフォーマンス)
(砂丘)
次に鳥取城趾に車を向けました。ここは、昨年にも地震などがあったようで、石垣も崩れたりしたとのことです。二の丸跡まで階段を上がり、鳥取市内を眺めました。城はなくなっても、城のあった町というのは趣があって好きです。大きな桜の木が何本もあり、春にはいいお花見が出来るだろうと想像しました。二泊三日の旅はこれで終わり、城跡を後にして一路家路に向かい車を走らせました。お天気に恵まれた旅でした。
(仁風閣 大正天皇が皇太子の時に山陰行啓に祭し、宿泊所として建てられたもの、 今は博物館になっていました。)
(石段は一段一段が高いです。昔の人はよくこんな高い石段が歩けたものと思いながら歩きました。)
(二の丸跡の前)