kameKiKu’s blog、小さな庭日記

バラ好き、コーラスとパッチワークが趣味の関西在住シニア、植物と共に日々雑感

旅編 3 タイランド その6終章

カンチャナブリ

帰国一日前には、息子達家族とカンチャナブリ一日観光をした。私もその歴史を詳しくは知らなかったが、「戦場にかける橋」の映画で有名な所だ。ミャンマー国境に近い所で、この辺りに来ると少し山が見えてきた。

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第二次世界大戦の時、日本軍がビルマへの輸送のために泰緬鉄道を建設したが、その労働に借り出された人が連合軍の捕虜のイギリス人や地元民であった。過酷な労働で、クウェー川にかける橋の工事には多くの犠牲者が出たという。何やら日本人の戦争中の悪行の場所のような気がする所でもある。

 

戦争博物館の中は写真展示など当時の様子が何枚もの写真や絵で語られていた。日本軍がした捕虜への虐待や刑罰などの絵も展示されている。何とも言えない気持ちで見終えた。今なお戦争は世界から無くならないし、領土の奪い合いとは形を変えたサイバー戦など現在でも見えにくい戦い、紛争は益々多く成っている気がする。

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その後泰緬鉄道に2時間くらい乗り平和な景色を見た。

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タイ料理は初日と帰国前との二回だけで、それも辛い物は避け、後は日本料理やスパゲティーなどタイで食べなくてもいいようなものを残念ながら食べていた。というのも以前はお腹を壊し何週間も大変なことになったので、知らず知らずブレーキが働く。その上言葉が出来ないしメニューも分からないし、私達二人では無理なのだ。夜のバンコクは体験しなかった。また違う顔があるのだろう。

 

団体ツアーではない旅は初めてで新鮮ながら、もう少し若いときなら軽快なフットワークで色々出来たと思うけれど、言葉が出来ないと何かと不自由になる。勿論体力も要る。爆発的なバンコクの繁栄とエネルギーを感じた濃い一週間の旅だった。これからも若いアジアの力が中国のように台頭してきて、アジアの時代が来るのじゃないだろうか。       

旅は終わりまた日常が始まっている。