山崎豊子展がアチコチで開催されたようだが、私は見逃した。山崎豊子作品は、その作品の多くがテレビドラマや映画になって、人気の作家であリ緻密な調査や資料調べをする作家として有名であった。私も作品を何冊か読んだし、ドラマも見た。
(ひさし下で細々咲いている)
昨年12月頃に2003年に放映された再放送で、唐沢寿明の「白い巨塔」をやっていて、私も再び毎日見たのだった。この「白い巨塔」の作品は原作を読んでいなかったので、改めて読みたいと思い買い求め、今更ながらだが読んでいる最中である。
「白い巨塔」は40年以上も前に出版されたのだが、しかも今は医局制度そのものも無くなったようだが、それでも私達の窺い知れない閉鎖的な世界を知る面白さが今でもある。読者をグイグイと引っ張り、先を読みたくさせる力はこの作品に限らず、どの作品にも共通している。
(満開になったセロジネ)
しかし、ドラマを見てから読んでいると、どうしてもドラマの唐沢寿明や江口洋介など役者の顔がチラチラ浮かんでしまう。それがいいのか悪いのか、判断しにくいところだが、ああこれはあんなシーンだったなぁと、物語の理解、消化はしやすくなっているともいえる。
逆に読んでからドラマなど映像を見ると、キャスティングが自分のイメージと違ったりして、それはそれでしっくり来なかったりすることもあると思う。
唐沢寿明は私の好きな俳優だ。