雨にはもう飽きた(T_T)。庭の地面も、もう十分過ぎるほど水分を吸っている。青空が見たい。暑い暑いと言って太陽の下を歩きたい。私は夏が好き。人間て勝手な生き物だから、暑くなったらなったでまた文句を言うかもしれないけれど…(笑)。雨は楽しむことが出来ないなぁ。まだしばらくは雨に付き合わされそう。
(トイレと洗面所の窓に夏の花 のうぜん蔓を絡ましている。花を見ると夏が来たと思う。 )
それにしても、あんなに蛍が沢山飛び交っていたのに、あっという間に見なくなった。裏の川に沢山いたので、毎日2階の窓から寝る前に鑑賞していたのだけれど。その優雅な光りの軌跡に、平安時代の人もこうして眺めたんだろうか、などと考えるとますます趣が深くなり、心も穏やかなゆったりとした気分になり、眠りについた日々であったのだけれど(笑)。
(メアリーローズ 二番花 本当にこのバラは12月まで咲いてくれます。)
(ロイヤルサンセット 二番花 ちょっと肥料が足りないのかも・・・一番花も少し小さかった もっと大きい花のはず)
源氏物語にも蛍のシーンは記されているという。蛍が風情のあるものとして定着したのは、平安時代以降という。平安時代以前は邪悪な光とか良きものとは思われていなかったらしい。
(まだしっかり咲いている額紫陽花)
蛍は成虫に成ってから、たったの二週間の命だという。そういえば、蛍が見えたのも二週間くらいだった。何て短い命! 幼虫の期間は一年位あるらしい。幼い頃、蛍を取って来て、カゴに入れたり、蚊帳の中に入れて光るのを見たり、そんなことをした。そんな短い命の生き物とも知らず…死なせてしまったりしたこともある。
(そろそろ木立ベゴニアが咲きかけている この花も好き)
蛍も桜と同じで、子育て中などはユックリと見る気持ちの余裕が無かった。こうしてこんな年になって、やっと色々なものを雑念無くしみじみと深く鑑賞することが出来るようになった。私だけだろうか、こんな風に思うのは。専業主婦の化石?の私は、子育てと家事だけでいっぱいいっぱいだったのだろう・・・(笑)。
(雨にぬれている紫陽花)
6月30日は夏越しの大はらい。茅の輪をくぐり厄災を払う行事がアチコチの神社で行われる。そして水無月を食べる。もう七月が目の前だ。
(準備も整った茅の輪)