kameKiKu’s blog、小さな庭日記

バラ好き、コーラスとパッチワークが趣味の関西在住シニア、植物と共に日々雑感

桜・・・古都雅

昨日からいいお天気になり、桜に似合う青空になった。コーラスの練習帰りに、例年のごとく友達とお花見に繰り出した。今年は二条城へ行こうということになった。

 

(二条城)

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入り口には団体観光客や個人の観光客で行列が出来ていた。4人で行ったのだが、チケットの窓口で、友達が目ざとく市内在住の70才以上は無料、の但し書きを見た。友達はいそいそとバッグの中から保険証を取り出し、シッカリ手に持ち順番を待った。

 

 

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友達の順番になると、窓口のおばさんはろくに保険証に目をやることもなく、「70才からです」と友達の顔を見ながら言う。友達は必死の大声で「70です!」と叫んでいた。チケットのおばさんは保険証に目を落とし、友達の顔を見ながら「ハイハイ分かりましたよ」と言うようにチケットを差し出した。私達残りの3人は、クスクス笑いながらちゃんとお金を払ってチケットを受け取った。

 

(散り始めてはなびらの絨毯)

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日頃は1年でも、いやひと月でも1日でも誕生日が早い遅いの若さ競争をしているのに、「無料」の前には進んで年齢を叫ぶ女心の何やら可笑しさ(笑)。そして自分が若く見られたという嬉しさから、友達は終始上機嫌な1日だった(笑)。

 

そうして始まった二条城のお庭の散策、遅く咲き始めた今年の桜はまだ咲いていて、良いお花見日和になった。近くの神泉苑もついでに見て、9500歩くらい歩いた1日だった。

 

(神泉苑)

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翌日は別な友達たちと「漢字3千年」という催しを、美術館別館に見に行ったついでに、すぐそばの平安神宮のお庭に桜を見に行った。こちらもまだまだ見事に枝垂桜が咲いていた。少し濃い色のピンクの花々が枝いっぱいにこぼれ落ちるように咲いていた。

 

(平安神宮)

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連日の桜三昧、何て幸せなんだろう。京都特集などすると雑誌が売れるというけれど、古都の年月に磨かれた風景の中にある桜は、やはり美しい。何回見ても見飽きない。私は大好きだ。

 

 

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桜を見てこれほど喜ぶのは日本人だけだろうか。桜の花に人生を投影したり、散る花びらにさえ心情を託したり・・・。見事に咲き誇った花があっという間に惜しまれつつ散って行く、そういう潔さが日本人の心情に合うというのは言われてきていることだ。

 

 

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その昔は花と言えば梅だったようだが、今では花と言えば桜を指す。日本列島を北上していく桜前線を追いかけて、お花見の名所を訪ねたりする贅沢な旅は夢だけれど、今年もたっぷり桜を見ることが出来た。満足、満足(笑)。。あまり欲が深くなってはダメですね。今日は5000歩あまり。膝をケアしないと・・・・(笑)。

 

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