年をとると、物欲はあまりなくなる。けれどもバラの花だけはもっともっと欲しくなる。狭い庭ということも考えながら、植え替えの労力も考えながら数を考えねばならないのに・・・・。つい自分で買い求めたり、挿し木苗などもバラ友からもらい受けたりして、どうしても増えて行く。
(グロワード ムシュー モスローズ 虫がつかないバラ 丈が高くなっている。)
実際鉢植えの植え替えなどの作業はひと仕事だ。素焼き鉢などの10号や11号の鉢など、重くてなかなか大変なのだ。地植えならそういう手間はかからなくていいのだけれど。30鉢以上鉢植えがある友達もいるけれどお世話が大変だろうと思う。
(スノーグース これは三年苗くらいでまだまだの木 アーチに絡むようにしたい)
膝痛持ちの私は、重いものも持てない。ついついやってしまうのだけれど、持ち上げて運ぶと膝に重みがかかり、夜には痛く成ったりする。こればかりは老年の悲哀となる。けれど、みんなどこかしら膝でなければ腰、または股関節とか、痛い所がどこかしらあるようになるようだ。早い遅いはあるにしろ(笑)。
(コーネリア これもまだ小さい どう育てようか思案中)
この間友達と一緒に出掛けて、出先の駅の改札をICOCAで終えて、エレベーターで降りようとしたのだけれど、すでに電車が到着していて階段を急いで降りる羽目になった。友達はスマートなので、膝痛など無縁。先に立ってささーっと降りるので、「電車止めて置いてーー」と私が後ろから言うと、大笑いしていた。電車は私のことなどお構いなしにすーっとドアを閉めて、走り出して行った。
(ピエール ドゥ ロンサール 十年以上あるけれど、場所が悪いのか咲きが悪い
まだ蕾 )
階段を下りるのは膝痛持ちにはしたくないことの一つ。降りる時にはこれまた膝に過重が何倍もかかるという。もっぱらエスカレーターやエレベーターのお世話になる。最近はエレベーターが大抵のホームにあるので、大いに助かる。斜めな坂と階段は避けたいもののひとつ。
(バフ ビューティー)
そんな私なので、庭仕事もかがんだりすることが多いので、出来ることと出来にくいことがでてくる。。小さな鉢の植え替えは、立ったまま作業出来る台でやることにしていて、これはなかなか具合がいい。生活の知恵を出しながらも、どこかひとつでも具合の悪いところがあると、なにかしら暮らしに制限が小さくてもかかってくる。
(マダム アルフレッド キャリェール)
(粉粧楼)
新緑の美しいこの頃、なんだかんだ言いながらも、暮らしを彩る花に癒され、目を楽しませてくれる日々が嬉しい。