一月は行く、二月は逃げる、三月は去ると昔から言うように、新年からバタバタと過ぎていく日々の速さを言ったものだけれど、本当にその通りだ。早や三月も後半、暖かかったり肌寒かったり不安定ながらも、庭に出て見る度にバラ達も葉っぱを出してきていたり、草花たちもグングン成長してきているのを目にする。まさしく春の息吹を感じるこの頃です。
(近くの公園の桜)
夏は亜熱帯に近い気候になって来たとも言われる日本だが、年中暖かいばかりの国もあれば、寒い時期の長い国もありの中では、まだ四季があり、こうして春になる嬉しさや春を待つ気分を感じることが出来るというのがありがたい。
ただ、春となると「桜」というのを全国民が待ち構えているので、天気予報からニュースから、桜便りやまつわるニュースで気もそぞろ、そわそわさせられるのが好きじゃないというか・・・。全国民が何だか落ち着かない浮ついた気分になるんですよね(笑)。そのくせ、私も桜大好き人間で、今年はどこへ行こうかとか、桜シーズンには膝痛も忘れ、夫や友達など、相手を替えて何度も花見をしたがるのですけれどね(笑)。
(早咲きのクレマチス)
世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし 在原業平
久方の光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ 紀友則
願わくば花の下にて春死なむ その如月の望月の頃 西行
どの歌もよく分かりますね。。。。
(クレマチスは本当に不思議、こんな細い折れたのか枯れたのか分からない茎から芽吹いて来るのが(笑))
京都の西京区の勝持寺、別名「花の寺」と言われている天台宗のお寺に、西行が植樹したと言われる「西行桜」というのがありますね。何回か私も行きましたが、680年創建の古いお寺です。郊外にあるので静かなたたずまい、桜が沢山あり、寺が花で囲まれるよう。今年も行ってみようかな・・・。
(パンジーでは紫が好きかも)
花の時期、今は京都の名所、嵐山、高台寺界隈、円山公園、平安神宮など桜で有名な所は、外国人観光客で大変になるのです。歩いていても中国語や韓国語が四方から聞こえ、ここは日本?と思うくらい。去年は二条城にお花見に行きましたけど・・・。
花は桜木 人は武士
こんな諺もありますね。パッと散る桜、潔さが昔の日本人、武士だったんですね。今の人に潔さ、あるんでしょうか、あまり感じられませんけど(笑)。まぁちょっと話が拡散しましたけれど、桜にまつわる事は沢山ありそうですね。
(牡丹にも蕾が・・・)
桜が咲いたら咲いたで雨が降るとハラハラしたり、逆にお天気続きになると花もちが悪くなりすぐ散ってしまう。お花見にはいつがいいかとか、花に振り回される時期が来ますね、もうすぐ・・・。喜んで振り回されたがっている私がいます(笑)。今日は公園の桜が咲いていたので写してみました。
(青木の蕾)