いいお天気は続かず五月の雨が降る。粉粧楼がいつになく沢山花の蕾をつけているので、慌てて庇の下に入れ込んだ。あの重なり合った花びらの沢山ある蕾、雨などに当てると、茶色く変色したりして、開かずに終わったりするので・・・。バラ育ては何かとお天気にも気を使う(笑)。。雨でスパニッシュが花びらをハラハラ落とした。美しい時期は短い一季咲き。
(粉粧楼 まだ葉っぱも綺麗でしょう、)
雨の降る前にメアリーとマルガリータを切って、オルレア、ラヴェンダーなどと花瓶に挿した。庭にある花を花瓶に飾るのは、私の好きなことの一つ。なんとか流の華道も、大昔齧ったけれど、特に欲もなくやっていたので、全く身に付かずじまい(笑)。まぁ花瓶に私流投げ入れというところですけれども・・・(-_-;)(笑)。
(マダム アルフレッド キャリェール 裏庭のテラス下の庇に引っ張ったバラ)
(キャリェールの蕾 蕾は少しピンクがかっている 開くとアイボリーホワイト)
(スノーグース もう一つあるアーチをピエールとこれで埋めたい これはステムが細くて柔らかいし棘も少ないので扱いやすそう。 デッラ バルフォーというアプリコット色の好きなバラがこのアーチの片側だったのだけれど、それが咲かなくなり数年前ダメになったので、そのあとにスノーグースを。こうして何故か我が家のバラは新陳代謝している(笑)。)
友達の家に行くと、いつも玄関のところに生花が花瓶に入れて飾ってある。それもけっこう大壺の花瓶。さりげなく見て通り、部屋に入るのだけれど、この心がけは凄いなと感心している。ある時それを褒めて聞くと、母親がそうしていた、と答えた。子供はそれとなく親を見て育つものだから、そういうことって無言の教育になるのだなと思わされた。
(ノスタルジア)
(フランソワジュランビルの蕾 これは楽しみ、もうひとつのアーチが、この一つのバラで覆いつくされてしまい、すごく茂っている。これは棘が鋭く痛いので、枝の整理がなかなか出来なかったせいかも知れない。)
(夢乙女の一つ目の花 小さな可愛らしい花がビッシリ咲く。地植えは裏庭、鉢植えは表庭にと、二つあるのですが、やはり地植えが勢いがいい。)
暮らしに花を飾る余裕を持ちたい、と言えるのかもしれない。花一つテーブルにあるだけでも、パッと明るくなる。心を和ませる花の存在。現代の共働きの忙しい暮らしでは、思っていたとしても、なかなか出来ないことだとは思うけれど・・・。花瓶に花を入れながら、ふと頭をよぎったことだった。もちろん私も時々しかできない。