日曜日は京都市の中京区押小路柳馬場にある大江能楽堂で、能舞台の発表会を見てきました。友達の友達が出るというので、出掛けたついでに見るということになりました。お能の生鑑賞は初めてのこと。しかし、それも一時間半くらいのことで、最後までいたわけではありません。この大江能楽堂は創建から110経っています。建物も古い趣のあるものでした。
(メアリーローズが次々咲いてくれます。このピンクとオルレアが調和しています)
会場に入った時やっていたのは、花筐と砧。四人の女性が正座をして見台を置き、朗々と物語を詠っていく素謡というものでした。途中からはプロの能楽師なのか男性ばかりが、正座の女性達の後ろに座り、これまた朗々と声を合わせて物語るのですが、鍛え上げられた芯の通った声は、四人の男性とも音色が同じになり、なかなかの美声でした。
けれども、花筐でも長いですから、四十分くらいはかかっていますから、その間じっとして聞き入っているわけです。能禅のような感じで、目を閉じて言葉に耳を傾けて聞いていましたが、ふと目を開けると、舞台の後ろに座っている男性達も目を閉じて朗々と詠っているのを見て、何故かクスッと可笑しかったです。目を閉じて聞いている客、目を閉じて演じている舞台・・・というのが。日頃とは全く別の異空間に紛れ込んだ感じになりました。
(ブラックティー)
能楽堂の後は、その足で文化博物館で開いているパッチワークの展示会を見に行きました。こちらは、日頃からパッチワークをしている私にはなじみの空間で、いい目の刺激になりました。カッチリ計算された大型のタペストリー作品の数々でした。
(ブラックティー)
一緒に行った友達も、私とパッチワークをしているのですが、一通り作品を回った後の感想に、「日頃奔放な作品ばかり見ているので、こうカッチリした作品は何だかなじめない・・」と小声で漏らすので、私は大笑いしました。確かに我が家に集っている友達は個性的な人ばかり、それぞれが好きに奔放に造るので・・・笑えました。
暑くなったこの日、待望のブラックティーが咲きました。このバラは初めて通販で買ったバラでした。広島バラ園からでしたが、お値段はお安い方でしたが、幹がシッカリ太くて、ほれぼれします。枝も何本か太くカッチリしていて、頼もしい苗でした。さすがのゾウムシ君もこの太い枝の蕾には歯が立たなかったようで、このバラは被害を免れています(ホッ(^^))。
マリアカラスも咲きました。でもこれはゾウムシに食べられた蕾がけっこうあったので、花が咲くに至ったのが今は一輪。新苗を3年前に買ったものでしたね。濃いピンクの目立つ色合いの花ですが、強健種なので我が家の庭には向いています。素晴らしい歌手、マリアカラスのように存在感のある大きな花です。
マダムアルフレッドキャリェールも咲いています。10年以上のバラですので、これも幹がバラ園にある立派なバラのように太い幹になりました。しかし、一時は根元にカミキリムシが入り込み、ダメになるのじゃないかと心配をしたことがあるバラです。薬を穴に入れて応急手当、今では復活しています。
(マダムアルフレッドキャリェール)
薄いピンクがかった白で、とても上品な感じの花です。ほんの少し香りがあります。日陰でも強いバラなので、西日の当たらない北東側のテラスに植えていますが、逆に花持ちもいいです。ダイニングから眺めて楽しんでいます。
まだまだお後に続く蕾があります。開き次第アップしましょう。