いつの間にか十月になっています。バタバタ忙しいこの頃でしたが、今日は気分転換、新聞屋さんからチケットを頂いていたので、鹿ケ谷の泉屋博古館に行ってきました。
泉屋博古館は、住友家が収集した美術品を収蔵展示している所ですが、住友家の15代の住友春翠さんの収集品が特に有名ということです。この方は明治の中頃から大正にかけて、中国の古銅器と鏡鑑(かがみ)を鬼集された方です。泉屋とは江戸時代の住友家の屋号で、泉屋博古館と名前が付いているようです。住友家から寄贈を受け、現在は3000点を超える収蔵品があるようです。
「中国青銅器の時代」というタイトルの展示ですが、落ち着いた建物に足を踏みいれると、先ず大きな鼓が目に入ってきました。上部に割れがありましたが、他は損壊もみえずどんな時に使ったのだろうかと思いを巡らしました。写真を写したはずが写ってなくて・・・。
静かな空間に広がる青銅器の数々、古い物は商の時代とありましたが、商は日本では殷といわれていた時代のことのようです。3000年以上前の物であったりします。お酒を入れる壷であったり、酒器のようなものであったり、青銅器の器にはその形状で名前がついていて、列挙するのも大変なくらい呼び方がいろいろあります。。
青銅器の側面には、かっと見開いた目の獣の顔の獣面文や、人の顔のような文様が刻みこまれています。そこに龍や虎などがいたり、神との関わりに使われることがあったであろう器もあるのが垣間見えます。
ちょっとピンボケですが。フラッシュを焚かなければ写真はオッケーです。
酒を入れるユウ(漢字が無いので書けませんが)というお酒を入れる容器です。
楽器としての青銅器
叩いてみる銅鐸があったのでやつてみました。叩く場所により音が違います。
第四室では、青銅鏡が沢山展示されていました。日本で発掘された物も展示されていました。