今日は正倉院展に行きました。膝が痛いとか言いながらも、行きたいところはあるので、今のうちにと友達を誘いました。11月14日までの期日、これまでも何回か行っていますが、最近では久しぶりの見学です。
(入り口に行列)
近鉄奈良駅で降りて、真っすぐの道を歩いて国立博物館まで行ったのですが、ちょっとした坂道で、歩いて十分少しかかります。観光客はピークほどはいないのでしょうが、奈良公園の鹿と遊んでいます。奈良と言えば鹿、鹿と人間が仲良く共存している光景には、誰しも心が和まされます。
(奈良公園の鹿)
駅からぞろぞろ沢山の人が同じ方向に歩いていくので、この人たちも正倉院展に行く人たちなんだなと思いながら歩きました。今日は待ち時間10分でした。混雑もまあまあの混み具合で、展示物をガラスケースの前でじっくり見ることも出来ました。ちょうど前日のテレビの日曜美術館で、正倉院展の展示物についてやっていたのを見ていたので、おおまかなことが頭に入っていてより見学しやすかったです。
展示物は1300年の月日を感じさせない色鮮やかさで現在に伝えられている、と言うことが実に凄いことです。螺鈿や金属の装飾にしても、細かいデザインや技は、今の時代にあっても技術の粋をいくもののように見えます。
正倉院に併設されている仏像館も見学しました。素晴らしい奈良時代や平安時代、鎌倉時代の仏像が小さいものから大きな物まで広い空間に展示されています。こちらにも感動しました。いつくかの仏像立像には、当時の彩色がそのまま残っているのがあり、それは素敵でした。木造の今ではすすけた感じの仏像も、実はきれいに彩色されて安置されていたのでしょうね。
しかし、足はかなり棒になってきていました。沢山歩くので、今日はサポーターを付けていましたが、頭もクラクラするくらい疲れてきたのを押して、ここまで来たら通り道にある興福寺さんにもお参りしてから帰ろうと、寄りました。相変わらず興福寺東金堂の薬師如来像はどっしりとして私達を見下ろしていました。国宝だらけの興福寺、足も棒なので、今日はここだけにして見学を終了としました。
(興福寺東金堂)
(拝殿の前の壁にかかっている幕が、鹿の模様だったので写しました)
クタクタの足とお腹に、そば定食。