kameKiKu’s blog、小さな庭日記

バラ好き、コーラスとパッチワークが趣味の関西在住シニア、植物と共に日々雑感

読書

要の集まりは止めるようにということですが、コーラスは休みですが、スイミングなどには変わらず行っています。それでも花粉症なので、なるべく体を外にさらすようなことは控えています。

 

 

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にいると固定電話が時々鳴ります。この間は「防災ヘリコプターのオーナーになりませんか」という電話。また別の日には「最後のメッセージをお伝えする活動ですが」という何か動画かなにかを残すことのような電話でした。やみくもにかけているんでしょうかね・・・笑えてしまいますけれど。

 

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ッチワークも一段落、コーラスも休みということで、読書をしています。もともと読書は小さい時から好きでした。シニアになるとノンフィクションとか、歴史本、好きな古墳本とかしか読まなくなっていたのですが、今読んでいるのはアンリ・トロワイヤ著の「ドストエフスキー伝」です。随分前に買ってあり読んでなかった分厚い文庫本です。

 

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の子供の頃は、世界の文学とか日本の文学とかの文学全集が多く出版されていました。中学、高校時代にそういうほとんどの本を読んだものでした。ドストエフスキーと言えば「罪と罰」。「カラマーゾフの兄弟」。

 

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カラマーゾフの兄弟」は、随分前にテレビ映画で見ました。ビデオにしてあるので、昨年にも改めて見たりしました。家に本もあるので、読んでみようと思いましたが、映像を先に見てしまうと、どうしてもそれが邪魔をして読めません(笑)。先に見るとイメージが固定してしまって・・・。「罪と罰」は子供の頃読んでいたので、子供心にもすごい本だという思いを持ちました。人間の深い欲望や理性、正義などを深く掘り下げた物語は、今の私が読むと、また一段と受け止め方が違ってくると思います。

 

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ドストエフスキーがどういう人生を送った人だったのかは、やはり知りたくなりますね。シベリアに流刑になったとは少しだけ知ってはいましたが・・・何故そうなったのかとか知りませんでした。彼の人生は波乱万丈です。シベリアへの流刑四年、数々の女性関係も幸せにはならず、賭博好きで年中お金に困っているなど・・・。

 

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記を読むと、帝政ロシアの時代には、ロシアは非常な封建制度で、少しの貴族の領主と貧しい農奴という構図だったことが背景にありました。農奴は領主の所有物のようなもので、領主の承諾なしには何も出来ないような仕組みだったらしいです。そういう不合理なことを革命しようとした集団の一味に入っていた、すでに作家としても活動していたドストエフスキーが流刑にされたのでした。

 

年もの歳月、室内も凍るマイナス三十度くらいの隙間風の入るバラックで寝起きし、頭髪は罪人として頭の半分だけ刈り上げられ、ヒゲも顔の半分だけ剃り上げられるという屈辱を与えられながら、足枷をしての重労働、よく生きて耐えられたと、今の時代に住んでいる私には思えます。

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界史的には、一歩先を歩いていた18世紀のフランス革命、それから遅れて1917年にロシア革命が起こりソビエト連邦となったのですが、それがまた私達も知っている1991年にソビエト連邦は解体して、社会主義国家が消滅し、現在のロシアが出来ているのですね。沢山の血の犠牲の上に立っている、こういう歴史の流れというのは必然だったのか・・・。資本主義になればなったで、一握りの金持ちと搾取される貧乏人の構図になるわけだし・・・問題は尽きないですね。ドストエフスキーが生きていた時代は1821年  ~ 1881年です。

 

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うして読書が楽しめるということは、これから先もまだ楽しみは見つけられるということでしょうか。本の中で私の頭は活性化されています(笑)。

 

今日は新芽を出してきている庭のバラやクレマチスなどを写してみました。これから日々暖かくなることでしょう。