kameKiKu’s blog、小さな庭日記

バラ好き、コーラスとパッチワークが趣味の関西在住シニア、植物と共に日々雑感

感動…朝ドラ最終回

一番に友達から、「朝ドラ最終回見て」とメール。長く続けられているNHKの朝ドラ、忙しい時間帯だったりするので、ドラマ好きでもなかったしで、ずーっと見ていなかったのです。しかしまぁ友達が言うのでテレビを点けて流しておきました。

 

(開き始めたシンピ)

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ると懐かしい歌が次々歌われていきます。私も朝の食卓を片づけながら、歌いました。古関裕而さんが作曲した歌、歌詞も朧げに覚えていますし、歌えます。「イヨマンテの夜」「モスラの歌」「高原列車は行く」「栄冠は君に輝く」「長崎の鐘」、いい歌ばかりです。歌っているのは出演者のようですが、みなさんとてもいい声で上手。

 

 

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後の歌「長崎の鐘」の歌を一緒に歌っていたら、私は感動して涙が出てきました。それは、何に対して涙が出たのか・・・朝ドラのドラマは何も見ていないので内容は知りません。でも、「長崎の鐘」の長崎の平和公園も行った事ありますし、平和記念像も思い浮かべることが出来ます。原爆で壊滅した町を復興していく希望の象徴としての鐘、私はもちろん戦後生まれですけれど、苦難の道だったろうと思いを馳せた涙だった気がします。この鐘とは、廃墟となった浦上天主堂の瓦礫の中から、壊れずにそのままの姿で残っていた鐘なのです。

 

(このシンピの花茎の自由さが気に入っています。とっても自然でしょ)

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こよなく晴れた青空を

悲しと思うせつなさよ

うねりの波の 人の世に

はかなく生きる野の花よ

なぐさめ励まし 長崎の

ああ 長崎の 鐘がなる

 

という歌詞で二番、三番ありますが、元は原爆に遭った永井隆博士の「長崎の鐘」という被ばくした博士が救護に当たる様子を書いた本のようで、1949年にベストセラーになったもので、サトーハチローが作詞です。「小さい秋みつけた」とかのサトーハチローで、ちょっと予想外でした。正統派の藤山一郎の歌で有名でしたね。紅白にも出て歌っていました。

 

永井博士が住んでいた家、如己堂という記念館になっていますが、外から見学したことがあります。小さい家で、ここで闘病していたと。 

 

 

(シンピの葉っぱ、これは中の方に蕾があります。)

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ぁそれはともかく、歌というのはその時代の鏡でもありますし、人の心を打つのも事実ですね。あまりドラマなどでは涙の出ない私ですが、今日はちょっと感動してしまいました。