またまた今年も篠山城址にお花見に行きました。でも、今回は友達との三組の夫婦連れでお花見です。昨日の雨とは打って変わり、暑いくらい、半袖でもいいくらいの暖かさになりました。風もなく花見日和りにはぴったり。確かに京都の二条城の桜や平安神宮の桜などもいいんですが、やはり混雑しているところは避けたい気分があります。北へ向かって、兵庫県丹波篠山市までレッツゴー。友達たちはそれぞれ別々の地から篠山城址駐車場へ現地集合。
堀の周りにも桜が満開。
駐車場から城の周りを巡る堀を見ます。桜祭りは四月三日から始まるようでしたが、今が満開でちょうどいい時でした。
駐車場から桜並木の道を通っていきます。
入り口の石垣。篠山城は徳川家康によって作られた城ということ、豊臣氏の抑えとして、山陰道の要衝の篠山に築かれたという。堀や、石垣、天守台が残っています。うっかりして、見そこなってしまいましたが、石垣には城を作らされた藩の紋などが刻まれている石があるといいます。徳川幕府の命令で、各藩に築城のお達しがでたのでしょうね・・・。何度も来ていますが、静かな城跡の雰囲気が好きです。
上にあがると、建物跡の広い空間が広がっています。2000年に二の丸大書院が復元されてどっしりと建っています。檜皮葺きの大屋根が立派です。今日は月曜日なので中には入れませんでした。
満開の桜
青山氏が最後は藩主だったのですが、その青山神社としてまつられている場所に本丸があったようです。
青山氏の追慕碑が立っています。
天守台まで行くと、篠山盆地が見渡せます。盆地なので周りが山に囲まれているのがよく分かります。天守台が残っているのですが、実際には天守は建てられなかったとかです。堅固な城づくりを幕府が嫌ったということらしいですけれど・・・。お喋りしていたのか、天守台の写真がありませんでした(笑)。
一日停めていても駐車場代が200円というので、ちょっと停めたまま街に歩いて出ようと思ったところで、「オバサン」度の高くなっている私は、警備員さんを捕まえて、どこか他に見るべき所があるか聞くと、向いにある市役所の三階の市長室のベランダから、城が真正面に見えるので、そこへ行くことが出来ますよ、と教えてくれました。早速市役所の市長室に向かいました。市役所も城下町の雰囲気に合わせた建物になっています。
市長さんはお忙しくてお部屋にはおられなかったのですが、職員の方の丁寧な応対を受け、名前と連絡先を書き、ベランダから真正面に見える城址を見たのでした。なるほど真正面に見えました。見た後はお昼です。空いている食堂だったので、ほっ(笑)。
お昼の後はひな祭りでひな人形もあちこちで飾っているというので、それを見にいきましたが、聞いた町筋にそれがなく、だんだん最初の勢いはどこへやら、足取りも重くなっていました。それではとK子の御主人が良く知っていて、河原町の方の「妻入り商家群」、国の伝統的建造物群保存地区にしていされている所へ行こうと、車で移動しました。するとそこではひな祭りをやっていました。
妻入りとは、平入りの反対で、切妻屋根、入母屋屋根の建物で、妻側に入り口があるものを言うようです。確かにそうなっていますね。
さてさて、今日は月曜日、博物館も古陶館もお休みです。K子が以前行ったことがあるという王地焼き窯元に寄りました。何度も篠山を訪れている私ですが、初めての所です。青磁の上品な陶器が並べられていました。二人の作家さんが作っておられる工房とお店でした。
陶器好きな私なので、買いたい気持ちが湧いてきましたが、戸棚がいっぱいということも頭に浮かび、お値段もそこそこいいお値段なので、躊躇していましたが、K子は買いました。帰ってから買いたかったと少し未練ぽく思ってしまいました(笑)。王子公園の桜も見て程よい時間になり、少々のお土産を買い、解散して帰路につきました。一日コロナから解放されたような、人出の少ない場所での散策に心も開放され満足しました。