kameKiKu’s blog、小さな庭日記

バラ好き、コーラスとパッチワークが趣味の関西在住シニア、植物と共に日々雑感

音楽の効用

ようやく歯の治療が終わった。11月からかかっていたが、予約が月一くらいしか取れず日にちがかかった。

 

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歯医者には本当に痛くならないと行けない。椅子の上では体に力が入り、終わるとどっと疲れる。最近ではうがいをさせられる回数が少なく、口を開けている時間がものすごく長いので、緊張の時間が長くなる。椅子を起こされて歯の磨きかたを指導され、ようやく終わったのでほっとした。

 (新芽が膨らんでいるバラ  春のきざし)

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数日前、音楽が認知症の進行を抑制するのに非常に効果があるという音楽療法のリポートをテレビで見た。誰にでもその時々の自分の歴史の中でBGMのように流れている音楽があるに違いない。認知症の脳にも、その人にとっての音楽が働きかけ、刺激を与えるのだろう。 

 

唱歌「ふるさと」や東日本大震災の時の「♪花は花は花は咲く~」という歌などを歌うと、私はたいていジーンとして涙ぐむようになる。幼い頃の風景や大震災の風景が脳裏に浮かんで来るからだろうか。音楽は脳にそういう働きかけをして、懐かしさや楽しいことなども思い出させ、生き生きとした感情とか記憶を取り戻す手助けになるのかも知れない。

(我が家に新顔植物)

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歯医者でもBGMがかかっていたと思うけれど、何も覚えていない。ウィンウィンという歯を削る機械の音の方に意識がいっていたのだろう。歯医者や整骨院などでも癒されるようなBGMがたいていかかっているが、痛みも軽くなるような効用がやはりあるのだろう。

 

私も週に一度はお腹から声を出して歌っている。この音楽との関わりが、これから先の私にどう作用していくのか、何だか少し楽しみなような気になってきた。脳の老化の速度をユックリ先延ばしにしてくれるのだろうか(笑)。15年後くらいには判明するかも(笑)。

 

それにしても歯医者のあのウィンウィンする音は、消音出来ないものだろうか、あの音だけで痛みを感じてしまう私(笑)。