京都文化博物館で催されている「黄金のファラオと大ピラミッド展」に行ってきた。はるか4500年前頃からの、古代エジプトのファラオとそのピラミッド、エジプトと言えば必ず頭に浮かぶピラミッドやミイラ。行ってみたいエキゾチックな憧れの古代文明の地。
(シンピが咲きそう)
ファラオ達はその存命中からピラミッドを建設し始めるのだという。ツタンカーメン王だけは10代後半、19才頃の若さで亡くなったために、ピラミッドの用意が無く、他の人の墓に急遽入れられたとか。そのため逆に盗掘されずに済み、有名な黄金のマスクがそのままの形で発掘された。
古代エジプトでは、死は新たな人生の始まり、と認識されていた。人類始まって以来、死というものの怖れと、死からの復活再生を願うことが、様々な文明の中でも繰り広げられてきた。中国では不老長寿の薬草が求められたように。エジプトでも魂が鳥に乗り天と地上を行き来すると、その魂の帰ってくる場所としてミイラがあった。
(赤く色づいたクリスマスホーリー)
ミイラは展示されてはいなかったが、それを納める彩色木棺等は展示されていた。今では解読されている鳥やライオンなどの絵文字、ヒエログリフ文字が書かれていて、読めたら面白いだろうと思った。何だか何千年も前の文字が、現代の携帯やスマホの絵文字や顔文字の発想と似ている様な気にもさせられるような文字~(笑)。
(モナリザ 最後の花でしょう 葉っぱは黒点病になっているけれど)
ビーズや玉で作った装身具等も今でも使えるような物だし、小麦をひきパンを作りビールも造る。文明や文化は様々に進化している現代だけれど、人間の根本、根源のようなものは、4000年前も今も変わらないように思えた。
(11月末に完成した出来たてホヤホヤバック 今日のお出掛けに持って行きました。 縮緬布で。布バックは軽くて使いやすい)
子供の頃はミイラなんて怖い物の様に思っていたけれど、今はミイラというのは凄い発想だと思う。何千年後も肉体を永久保存するための物だし、肉体を存在させたいという思いも何かしら分かる気がする。
(鍋つかみとアクリルたわしを作った スポンジより使いやすい、しばらく前からアクリルたわしを愛用している)
エジプトからやってきた展示物の数々、ユックリ見ることが出来て満足の一日だった。