何だか追い立てれるような気分にされられる12月。主婦は年末年始の準備に追われる。まだコーラスの練習も4週目まである。シンピジュームもまだ玄関先に置いていて室内に取り入れてないが、咲きはじめている。早咲きのものだ。
月二回受けていた講座から、古墳や神社などにも興味が広がりはじめた私。それは「漢字講座」というもので、高齢の元大学の先生がやっておられる。高名な漢字学者の白川静先生が、「口」という文字の意味を発見されたこと、「口」は神様に祈りを捧げる祝詞を容れる器、サイというものだということから始まり、漢字の元の形や意味などから古代の日本の歴史や神社など多岐にわたり講義される。
するとやはり見方が今までと違って来る。で、アップもれの写真があるのでお見せしようと。
10月に石見銀山から出雲、安来市を旅行したとき、そのあたりで一番大きい安来にある清水寺(きよみずでら)に帰路寄った時、やっとこたどり着いた山の階段上に狛犬がいた。その狛犬が、出雲構えという後ろ足を立てた狛犬で私は少々興奮した。寺なのだが神仏霊場とあるので神様も祭っているのであろう。
京都の神社の古いものは出雲系の神様を祭っているところが多いという。伏見稲荷、賀茂神社、松尾神社、八坂神社など、大和でも大神神社、石上神社など沢山ある。出雲系の祭神でも狛犬が必ず後ろ足を立てているとは限らないが、後ろ足を立てていたら出雲系の神社であるのは確かだろう。
後ろ足を立てている狛犬は躍動感に溢れかっこよく見える。なかなか見ることの出来ない狛犬ではないかと、、、、。こんな地味なことに興味がある人は少ないかもしれないが、一つのことから興味が広がって行くのがまた面白い。
出雲の博物館では荒神谷遺跡から出た 358本の銅剣とともにその近くの加茂岩倉遺跡から出た30以上の銅鐸をも実物を見ることが出来た。それがこれです。
鹿のような動物やうづ巻きの様な模様が見える。
そうそう9月には大阪弥生博物館にも行き三角縁神獣鏡も見たりした。
色々実りある2015年古代探訪であった。