kameKiKu’s blog、小さな庭日記

バラ好き、コーラスとパッチワークが趣味の関西在住シニア、植物と共に日々雑感

旅編6 再々訪バンコク  その7   

           エメラルド寺院 ワット ポー

博物館に行ったその足で、王宮のワットプラケオ、エメラルド寺院とワット ポーを観光した。今回が初めてのタイ観光の友達がいるので、三大ワットのうちの二つを見て回った。

 

(本堂  中は撮影禁止)

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昨年も見て回ったのだけれど、何回見てもタイのきらびやかそのものの寺院には、日本の古色蒼然とした寺を見ている目には、驚きをもって目を見ひらかされる。唯一金閣寺があるけれども・・・タイのきらびやかさには及ばない。日本には木材しか豊富な資源がなかったからだろうか・・・・。

 

 

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観光客でひしめいている入り口で靴を脱いで、本堂に上がる。本堂の中もいっぱいの人で、遠く正面上の方に小さい仏像が緑色をして見える。ヒスイで作られているようだが、エメラルド色に輝くので、エメラルド寺院と呼ばれているとか。遠くに輝く仏像を見上げながら、混み混みの本堂を出るしかなかった。スリランカ様式で建てられた仏舎利塔などを見ながら、出口の方へ進んで行った。夫はヒラヒラとステテコ風のズボンをはためかせて歩いていた(笑)。

 

(スリランカ様式の仏舎利塔  ここに3つの様式の仏舎利塔が並んでいる)

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その後、ワット ポーを見学。巨大な寝釈迦像が黄金色に輝いている。大きすぎて、全身を写すのは無理。博物館の終り頃にバッテリー切れした私は、それからこの日はスマホ撮影。

 

(初期の王様の遺骨を納めた仏塔)

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この寺院には、ラーマ3世により、医術や天文学歴史学の学問所が設けられたという。その中に、タイ古式マッサージの学校があるらしく、そこで学んだ人達がタイ古式マッサージの店を出しているのかもしれない。プロンポンでお嫁さんに連れられて私が行ったマッサージ店が「ワット ポー」だったのもこれで分かった。なるほどね。。

 

(寝釈迦は全身金箔で覆われてまばゆいばかり   そして巨大  )

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ぐるりと寝釈迦象の周りをめぐり、反対側に行くと、壁際にお坊さんが托鉢に行く時の鉢のようなものがずらりと並んでいる。20バーツを1バーツ20枚コインに替えて、願い事を唱えながら、一つずつコインを鉢に入れて行く。もちろんしてもしなくてもいいのだけれど、私達はやろうと言ってバーツをコインに替えた。

 

 

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私は1つずつカーンという音をさせて器に落としながら「健康お願いします」「膝が悪くなりませんように」などと自分のことも願いをしながら、出口の方にまで続く器の最後まで入れ続けた。もちろん家族のことも願いましたよ(笑)。そんな願い事をするものでは、ひょっとしたらないのかもしれないのだけど・・・・。

 

 

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ジリジリ暑いこの日、青空の下にきらびやかなワットが映える。券を見せると水のペットボトルをもらえる所に走り寄り、喉を潤した。

 

この後、足が棒、膝も限界ながら、チャーターしている車もあることから、サイアムのパラゴンデパートまで行き、そこで夕ご飯を食べることにしたのだった。

 

 

旅編6 再々訪バンコク  その6

             国立博物館

昨年はツアー三昧だったので、普通の観光地は見ているので、今回は是非とも国立博物館へ行こうと決めていた。博物館を見れば、その国の歴史や文化がよく分かると思うので。

 

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友達たちと合流して国立博物館へ行くことになったが、朝の9時半から日本語ガイドが案内するというのだが、その時間に朝の時間帯到着するのは、世界に名だたるバンコクの渋滞で、2時間くらいみなければならない、ということになり、行く方法を色々考えた。バンコク在住の方のお世話で、ワゴン車をチャーターして1日回ってもらうことになった。何しろ膝痛持ちの私、乗り物で行けるのはありがたい。

 

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友達が宿泊しているシェラトンホテルに7時に集合して出発した。乗ると間もなくパラパラとフロントガラスに雨が落ちてきた。タイに来てから初めての雨だ、今日は雨なのかな、乗り物があって良かったなどと思っていたのだが、その雨はポツポツと30分くらいしか降らず、その後はじりじりと暑い暑い日差しの1日になった。

 

(壁絵を説明   どなたかが礼拝している   右側の人が日本語ガイドさん) 

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国立博物館には思ったより相当早く着き、拍子抜けがした。9時の開館までしばらく時間つぶしをせねばならぬことになったくらい。開館すると3人のボランティアによる案内と説明が始まった。外周りを廻ったり、あっちの建物、こっちの建物と元々が博物館として建てられたものではないので、スムースに建物の中を移動するというわけにはいかない。

 

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私の膝が、タイ滞在7日目くらいになり、連日の出歩きに悲鳴を上げ始め、痛みも増えてきた。この博物館に行こうと誘ったのは私なのに、一番バテて、みんなの最後を遅れながらヨッコラヨッコラと付いていく羽目になってしまった。

 

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はじめに入った部屋で仏陀の生涯を描いた壁絵の説明を受け、日頃あまり頭に思ったりもしない仏陀のことに集中した。そして次の部屋次の部屋とめぐり、螺鈿の家具や金箔飾りの物などを見学し、最後に仏像が沢山展示されている大きな部屋に行った。

 

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最後の仏像の部屋が一番印象に残った。仏像の顔がインド風だったり、タイのモン族に似た顔だつたり、私的に勝手な解釈で見れば、仏像が細面の物が多く、表情も何やら飛鳥の仏像にも似ているような気がした仏像もあった。

 

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インドからの尊い仏陀の教えが、こうして東アジア、日本にまで広まっていったということは、今のような情報が瞬時に伝わらない時代に、物や人を介して伝わり続けていったことが素晴らしい。国立博物館はエアコンのない部屋も多く、汗を拭きふき歩き回った。

 

 

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この博物館に行った日が膝痛のピーク、夜には痛み止めを飲んだ。ガイドの移動が速足だし立ったまま2時間近くで、私だけがヘトヘトになっていた(笑)。             

               食事会

 

マッサージに行った日には、合流した友達たち全員で、バンコク在住の方の家に行き食事会となった。新築して間もない素敵なメゾネツトタイプのマンション。高層のリビングからは素晴らしいロケーションが開けていた。ワイワイ言いながらシャンペンから始まりとなり、私はすっかりリラックスしてしまい、ベトナムサッポロビール、タイのワインとかグラスをつぎつぎ飲み干してしまった。普段あまり飲まない?のに(笑)。

 

 

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果物大国でもあるタイでは、マンゴーが安いし羨ましい。メークロン市場では、マンゴーが100バーツで3個買えた。甘くて美味しくて私は大好きだ。マンゴーのスムージーなども美味しい。もう一つ私が好きなのはココナッツのジュース。これは30バーツくらいで、上の方を包丁でサクッと切って、そこからストローで果実の中にあるジュースを飲む。これは自然の味で、甘すぎず程よい美味しさで何度も買って飲んだ。

 

(小さい果物はマンゴープラムと言う。この時期しか出ないものらしい)

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(ココナッツジュース) 

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旅編6 再々訪バンコク  その5

                                        マッサージ&タイ料理

タイと言えばやはりマッサージも忘れることは出来ませんね。今回も二回マッサージに行きました。

 

(家の近くを散歩)

 

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一度目はお嫁さんに連れて行ってもらったワットポーというマッサージ店。プロンポン駅の近く。ワットポーという有名な今回も行ったお寺がありますが、それとは関係あるのかないのか分からないが、マッサージスクールみたいな所で勉強した人がやっているようだ。

 

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入るとまず靴を脱がされて、足を浅い水がめのようなところに浸して、黄色い上着を着ている従業員の方が洗ってくれる。それからスリッパに履き替えて、二階に案内された。一番奥の部屋に私は入った。昨年はゴージャスな所と怪しげな汚いひどい店と両極端を体験したのだが、この店は清潔でいい感じだった。

 

 (ビルの建ち並ぶ町中でもこういった祠のようなものがあちこちにある)

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オイルマッサージとタイ古式マッサージというメニューをした。1時間半から2時間かかる。旅行では常にリュックを肩にかけたりバックをかかえたりしているので、常にも増して肩が凝っている。着いて3日目、疲れ取りにちょうどいいと思い、すべての着衣を脱いで、紙パンツをはいて床に敷いてあるマツトに横たわった。

 

(バイクタクシー) 

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マッサージ師さんは体格のいい少し肥えた方だったけれど、どこでやってもらっても、指の力がとても強い。二の腕をマッサージされると私はいつも痛く感じてしまう。首や肩が「ケン ケン」と私が訴えると、マッサージ師さんも触りながら同意して、もみほぐしにかかってくれた。ケンは固いというタイ語(のはず)。

 

(電線が何回見ても面白い)

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全身、裏も表もマッサージされた後古式タイマッサージ、体を反らせたり、前屈させたり。体を反らせることが出来ず、マッサージ師さんにゲラゲラ笑われてしまった。

しかし、痛いようなことはされず、マッサージタイムは終了した。タイではチップが要るので、帰り際にマッサージしてくれた人に100バーツくらい渡した。

 

 (ハーバルボールマツサージの店内)

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その後日程の中ほどで、友達たちとも合流している時にも、今度はまた違う場所の「at ease」というマッサージ店に行った。今度の店では、オイルマッサージとハーバルボールマッサージというのをした。2時間コース。2時間もと長いような気もするけれど、終わってみればそんなものかなと・・・(笑)。

 

(この丸いボール状のものがハーバルボール)

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ハーバルボールは初体験。ハーブの薬草を布でボール状に包んだものを、火をつけた鍋の中で蒸しているのか、その熱くなったボールを体の各所に押し付けていくもの。温めることで、体の凝りや筋肉がほぐされる、また、ハーブの良い香りで、自律神経のバランスを整える効能があるという。

 

熱いものを背中など体中にポンポンしていくので、お灸みたいでもあるなと、やっている最中に頭に浮かんだ。いずれにしろ血行がよくなるのだと思う。ただ、私は「熱い」と感じるほうが多く、気持ち良さより熱いが勝っていて、背中が赤くなっていないだろうかなどと変な心配をしていた。タイでしか体験出来ないマッサージ、それはそれでリフレッシュになった。

 

              タイ料理

胃腸の弱い私は、実は東南アジアを旅行するのは、チョット(+_+)というところがある。韓国や台湾、シンガポール、北京など行ったけれど、何度か帰国してからお腹を壊し、困ったことがある。なので、昨年のバンコク旅行では、夫と二人だけで街歩きして食べ物屋に入ったのは、イタリアンとスタバとかお腹を考えての情けない選択になったりした。何しろグニャグニャしたアラビア文字に似たタイ語は読めないし、メニューを見ても分からないので(笑)。

 

(家族と行ったシーフードタイ料理店)

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今回は何回かタイ料理を食べることが出来、タイ料理を堪能した。息子家族と一緒に食べたタイ料理。友達たちとランチで食べたり、夕食で食べたり、辛くないタイ料理を食べた。パラゴンデパートではタイ北部料理店 FAI  SOR  KANで、タイ語を話せる人がいないので、ボディーランケージ、「ハァーハァー」としながら「ノーペッ?」とイケメンハンサムな細身のウェイター君に聞きながら注文した。辛いというタイ語はペットというらしいので・・・。イケメンウェイター君は笑っていた。

 

 (シーフード店の店内)

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ブロークン会話でもウェイター氏は笑いながら応じてくれて、辛くないメニューを指さして教えてくれた。一皿を6人でシェアーしながら、あれこれ好みのメニューを注文して色々な味を食べることが出来た。

 

 (これはシーフード店の料理)

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タイではどこでもチャーハンを頼むと間違いない気がする。チャーハンはどこでも美味しかった。タイ米がやはりチャーハンを作るのに適しているのだろう。友達の一人は、タイ米にほれ込み、お土産に2キロも買ってかえったくらい。そう言えば、日本で随分前だけど米不足になった時があり、タイ米を無理やり買わされていた時があったなぁと、そんなことを思い出した。日本米は国外には持ち出せないが、タイ米などは持ち込んでもいいのだとか。

 

(これはイケメンウェイター君のいた店)

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ジム トンプソンのレストラン&ワインバーでもランチを食べた。タイのビール、シンハビールとスパゲティーを頼んだのだけれど、スパゲッティがとても美味しくて、日本で食べたどこよりも美味しかった。ちなみに食事の時には必ずシンハビールを飲んだ。暑いのでビールとなる。軽い感じのビールで、少しも酔うような感じにはならない。もちろんたった一杯だけだから。汗で出てしまうのかな(笑)。

 

 

旅編6 再々訪バンコク  その4

        ジム トンプソンの家とアウトレット

タイシルクと言えばジムトンプソン、とすぐ出で来るくらい有名だ。もともと建築学を学んでいたトンプソン氏だが、第二次世界大戦の頃アメリカ陸軍に志願し、その後CIAの前身の秘密諜報機関に所属し大戦が終わるまでヨーロッパで活動したという。

 

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インドシナ半島でも活動し、対戦が終結したのちもアメリカに帰らず、タイに留まった。機械織が盛んになり衰退していたシルクに目をつけ、私財をタイシルクの復興につぎ込み、アメリカ映画「王様と私」の衣装を手掛けたことから、世界的にタイシルクが脚光を浴びるようになったという。私もユル ブリンナーが演じたこの映画を子供の頃見た記憶がある。

 

(観光客やガイドが待機する前庭)

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その後マレーシアで謎の失踪事件になり、未だにその失踪の真実は未解決のままであるという。建築に造形が深かったため、タイの古い家を解体してそれを自分が設計したタイ風の家に使ったりして、タイやカンボジアなどの古美術をそこに飾っていた。良き古い伝統的なものを生かして自分の家として住んでいた家だ。

 

 (サバイを身に着けているガイドさんか案内人の従業員  サバイの柄は一人ずつ違っていて素敵)

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ジム トンプソンの家にはBTSで行った。スタジアム駅まで行き、そこからは徒歩10分くらい。入場料150バーツ。ちょうど日本語ガイドがいてくれて、私達を案内してくれた。

 

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前庭は南国の植物に溢れていていい雰囲気をだしている。そこに赤茶色の壁の高床式のタイ風建物が建っている。前庭には案内の女性達が民族衣装のサバイ、腰巻布を身に着けて何人か座っていた。私達のガイドは日本人で、ガイドになってまだ1年も経っていないといっていた、50代くらいの方だった。

 

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前述したジム トンプソン氏の経歴などを説明され、家の中、室内を見て回った。写真撮影禁止の所もあり写せなかったが、どの部屋も、庭の緑が窓を額縁にして見えるように、美しく古典的民族家具で整えられていた。窓は自然の風が入るようにとガラスなどなく、窓枠だけあるという風だった。1か所だけ、書斎の机前の窓だけは例外的にガラスがはめ込まれていた。

 

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現代ではどこもかしこもコンクリートの建物だらけだけれども、高床式とか、その土地にあった建物というのもあるはずだ。タイでは暑いので、建物は北向きが好まれるとかチラリと聞いたことがある。確かに暑いから日本のように南向きではないみたい。息子のマンションも北、北東向きに建っていた。

 

           ジム トンプソンアウトレツト

別な日、友人達とジム トンプソンのアウトレットへ行くことにし、現地で落ち合うことになった。BTSでバンジャーク駅まで。前もって道筋など調べていたのだけれど、時々道行く人に尋ねながらたどり着いた。BTSに乗るのに、日本でいうイコカやスイカのようなカードを買っていたので、便利に乗り降り出来た。友達たちはもう先に着いていた。

 

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シルクのクロスの様々な商品が五階建ての建物の中に売られている。アウトレツトと言っても、商品は確かなもの、と。ジム トンプソンの店はサイアムパラゴンデパートの中にもあるし、セントラルワールドのあたりにもあったし、エンポリアムデパートにもあり、タイ国内で30店舗くらいあるらしい。

 

(アウトレツトの正面玄関) 

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けれどもさすがにシルクのブランド、ジム トンプソンなので、お値段もそういう店では当然お高い。昨年もサイアムセントラルワールドで見て回ったのだけれど、スカーフやストール、クッションカバー、小物のポーチひとつにしても、そこそこのお値段しているので、買わなかった。

 

 

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ここのアウトレットでは、それから考えるととてもリーズナブル。小物のポーチなども手が届く値段なので、4つ買ったし夫のポロシャツもセールになっていたので買いました。まぁお買い物は楽しいですが、この年になると、若い頃とは違いそう飛びついて欲しいという物もなくなるので・・・。懐も考えつつ・・・(笑)。

 

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友達たちもそれぞれに買ったようで、満足して店を出たのだった。

 

旅編6 再々訪バンコク  その3

           メークロン市場

メークロン市場に行くツアーに申し込み、息子と三人で出かけた。テレビなどでも見たことがある、線路の所に開かれている市場だ。どんなところだろう。

(メークロン駅) 

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アーバスは、インターコンチネンタルホテルから出発。8時半に出発ということで、朝でもあるし、BTSは満員だろうし、私の膝も酷使しているしで、タクシーに乗ることにした。ゆとりをもって出たので、余裕で到着した。8人くらい乗り込んでパンダバスはメークロン市場に走った。

 

1時間くらいかかって到着すると、ローカルな町という感じがした。メークロン駅では、汽車が来るまでに1時間以上あり、線路に繰り広げられている市場を、線路の上を歩きながら見て回った。しかし、ここはかなりのなんとも言えない臭いが漂っている所だった。

 

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それもそのはず、売られている物が、生魚、肉、野菜、果物、衣類など雑多なものなのだが、それが何の設備もない常温の場所で売られているので、臭う。うーん、この臭いを長く嗅いでいるのには耐えられないかも・・・。

 

 

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やがて列車がやってくると、線路上に覆われていた庇テントが折りたたまれ、汽車がそこをしずしずと通っていく。さぁ、カメラのシャッターチャンス到来と観光客が我さきに殺到する。キチンと決められた線の外側にいた私の前に、中国人らしき観光客が前をさえぎって立つので、何回も私は注意した。むろん注意しても聞く耳を持たない(笑)。なので、本当に写真が撮れなかった。

 

(汽車が来ると駅員が緑の旗を振る。両側の庇テントはたたまれる) 

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汽車が来て、本当に商品とスレスレのところを通るのに、売り手の人も誰一人店から離れずそこにいる。汽車が来る前に、汽車と商品がぶつからないように、前列の商品をちょっと低めに整える、という風だった。

 

(こんなに人にも物にも近くを通る汽車) 

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やがて私達はメークロン駅に着いたその列車に乗り込み、30分くらいだろうか、汽車で走り、4つ目くらいの駅で降り、またパンダバスに乗ってインターコンチネンタルホテル前まで帰り着いた。

 

(汽車に乗り帰る時、窓から見ても店のバラックの壁面の距離が近すぎて驚く、手が届く)

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タイの交通事情は本当に車だらけ、バイクだらけ。3人乗りなどで車の間をすり抜けていくバイク、車もガンガンとばす。そういう道路を横断しようとする時、私はみんなに繋がって、とにかく車から1メートルくらいのところを縫うようにして、すり抜けてわたったが、夫はまだ向こうの道路に立っていた。

 

 

友達たちが、すり抜けて無理やり渡らないと一生渡れないよ、などと言ったけれど、夫はルールを守らない、とブツブツつぶやいていて可笑しかった。タイでの道の渡り方は日本とは違う。車を縫って渡るもの(笑)。上を走るBTSは何回か乗ったが、今年はエレベーターも出来ていて、私には嬉しかった。もちろん乗り心地も良い。

 

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                シルク

タイでは今回はシルクを買おうと思っていた。手作り服などにチャレンジしている私は、怖いもの知らずなのか、木綿にとどまらずレースやインドシルクなどでも作ったりした。洋裁の腕は幼稚園くらいな初歩だけれど、作って出来なくはないだろうという楽観的(笑)。

 

チャトゥチャックマーケットの帰りもシルクの店に寄ったのだった。そこは町中にある入り口も品のある店だった。一通りお店を見ると、奥にシルクの布が何色も展示されていた。物を決めるのは即決してしまう私は、ここで買わなかったらなかなか買えないかもと、グレーのシルクを買った。

(シルク専門店  アルメタ) 

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タイはシルクの国なのだけれど、やはりシルクは高級品なのでか、町中にシルク屋さんはあまり見ない。私が見なかっただけかもしれないけれど。メークロン市場に行った日、インターコンタネンタルでパンダバスを解散した後も、昨年見に行き買わなかった店が近くにあるので、シルクを見に行った。

 

インターコンチネンタルホテルのある辺りは、本当に繁華街でブランドの大きな店やらショッピングセンターやら賑やかな所だ。アマリンデパートに行き、昨年見たお店を目指した。さすがに1年前のことは覚えていて、すぐに分かった。そこのコーナーには4、5軒のシルク専門店が並んでいる。

 

(アルメタでグレーを、アマリンデパートではレンガ色を) 

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タイ語のカタコトが出来る息子を頼りに、その中の一軒でもレンガ色系のシルクを買い求めた。先に買った店より、単価が安かった。もちろんシルクの質も違うタイプではあるが。シルクにはツルツルしたタイプと織りシボのあるザラっとしたシルクと二種類あるようだ。アマリンで買ったのは、シボのある方。

 

ウィンドーに飾られているマネキンが着ているのは、映画に出てくるようなパーティー用のようなものばかり。ハンガーに吊られている服も、とても普通には着ないデザインのものばかりだった。まぁ、確かにシルクを着る時は改まった所や場所ではあるけれど、それにしても仰々しい服だらけだった。

 

シンプルな服を私は作ろう・・・出来るだろうか、自信はない(笑)。

旅編6 再々訪バンコク  その2

               マーケット

 

着いて三日目の日曜日、土日だけ開いているバンコク最大のチャトゥチャックマーケットに息子と孫二人を伴って行った。大きなマーケットなのでとても全部など見ること出来ないらしい、情報ブックには目的を持って見るようにとアドバイスが・・・。

 

 (バンコク遠望 高層マンション、ビルがバンバン建っている  地震がないからいいな)

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しかし、息子も初めてで、ウロウロと連なって迷路のようなマーケットに吸い込まれて行った。売っていない物は無いほど、様々な物を売っていて、買いたい気分にさせられる。

 

(チャトゥチャックマーケット  ここでもっと買い物したらよかった。。。) 

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まだマーケットに着いて十分もしないうちに、孫娘がトイレというので、孫娘から教わっていた私の唯一の得意技のタイ語「フォンナム ユーティーナイカ?」(トイレはどこですか)と店の人に尋ね、そのトイレを目指して15mくらい離れた場所に向かって5人連なって歩いているはずだった。はずというのは、私は孫娘の方に気を取られているので、後ろに付いてきているもの、と思っていたのに、トイレから出て来てみると、夫が見当たらない。

 

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ええーっとあたりを見回しても沢山の人。息子と私は少々顔がひきっつてきた。夫は立ち止まり写真を撮りながら歩くので、私達を見失ってしまったのだろうと、私には簡単に予測がついた。いつものことなので(笑)。

 

海外ツアー旅行をしても、夫はカメラが趣味なので、添乗員と歩いているのは私、みんなから遅れてあらぬ方角にカメラを向けたりして遅れがちになり、いつも私がハラハラさせられる(笑)。たまに二人が連れだって歩いていると、同じツアーをしている方から「奥さんご主人にヒモつけたんでっか?」と言われたこともあるくらい(笑)。しかしここは言葉も分からない、連絡するものを持っていない。。。

 

(タイの陶器 ベンチャロン焼き) 

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 (これは二十数年前に買ったベンチャロン焼きのお茶セット)

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このまま1日中探し回るのかと、チラット頭をかすめたくらい30分以上そのあたりを探し回った。ようやくに姿を見つけたときは、全員ほっとした。7才の孫息子の方が「おじいちゃんは僕が手を握ってるから大丈夫」などと言ってくれ、おじいちゃんを真ん中にして歩こうとなった(笑)。着いて間なしにこんな迷子エピソードが出来てしまった。

 

(南国の花屋は花色あざやか) 

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けれど、そのくらい初めての者には分かりにくく、来た道に出たいのに、帰りもなかなか出ることが出来ず、同じところをグルグル回っていたり足が棒になった。ちなみに夫はガラケーなので、日本に置いて来たまま、連絡手段がないのだった。

 

私のスマホは飛行機モード。息子の家でだけしか通信が出来ない。それで息子がタイで使えるスマホを貸してくれていたのだが、これがまた慣れなくて、電話が鳴っていても取るのに手間取り切れてしまう、またかける、掛けるのに手間取り相手からまた掛かる、などと若い方々には想像しにくいスマホとの悪戦苦闘?が発生した。

 

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そんなわけで、ここのマーケツトでは迷子騒動から始まり、あまりよく見ることが出来なかった。象さんの形の香りの良い石鹸や、ドライマンゴーを買っただけになってしまった。孫達は自分のお金で、可愛い物やおもちゃを買っていた。

 

 

そうそうタイ語は色々覚えましたよ。でも「フォンナン ユーティー ナイカ(トイレはどこですか)」は、かなりの回数使い、一発で相手に分かってもらえ、発音もいいのかなと密かに思ったりしていた(笑)。これは必要語の1位ですから、私の(笑)。

 

(車の中から見た造形物 ) 

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別の日には中華街のマーケットにも行った。そこは今度は息子と3人だったので、ゆっくり覗いて見ることが出来たので、綿の布など私が服作りしたり、手芸にするのにいいのが安いので、3mずつ2柄と薄布など買った。

 

 

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 (タイの電線は本当に特徴的、もの凄く大量の電線が、人に当たるくらいな所にもグチャグチヤっとまとめている?・・・私達から見たらまとまってないんだけど(笑))

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マーケットを出てからトゥクトゥクに乗り、暖かい風を受けながら、そのあたりのワットラチャブラナを見学した。このワットには日本人の遺骨を納めた塔が金閣寺を模して建っていると聞いた。なるほどなるほど、金閣寺ねぇ。

 

トゥクトゥクなど生身に風を受けるのは気持ちいいが、乗り合いバスなどもエアコンなどなく、窓を開けて暑い中走っている。エアコンのついているバスもあるらしいのだけれど。暑さは日本の7月8月の暑さ、34度か5度くらいで、歩いているとじわっと体中から汗ばんでくる。連日天気なので、天気をあまり気にする必要はない。傘がいるだろうかとか、寒くなるんじゃないかとか、思い煩う必要がない。毎日夏の恰好でいい(笑)。             

 

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(ワットラチャブラナ   静かで誰もいなかった 有名ワツトではないからだろうか。  タイの寺院に共通する屋根が人文字型になっているところは、チョーファーと呼ばれ、魔除けの意味も持っている。屋根のところにでている突起物はナーガというお釈迦さまの守護神)

 

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(日本人の遺骨が納められている建物   金閣寺に似せたものという)

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旅編6 再々訪バンコク    その1

ただいまっバンコク10日間の旅行から昨日帰国した。二十数年前と昨年に続いて、今年も東南アジア最大の都市、バンコクを訪れた。仕事の赴任で次男家族が住んでいるバンコクは、訪れる度に活気とエネルギー、発展し続けていくパワーを感じる魅力的な都市。今回は乾季も終わり、これから五月半ばまでが一番暑い暑季、そんなシーズンに突入している頃に出かけた。今回は、たまたま友人も私の滞在中にバンコクに来たりして、合流したりもして楽しかった。

 

(タイの友人からもらった蘭 )

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            喪に服すバンコク

昨年亡くなられた国王ラーマ9世、その喪に服する国民の姿に、少なからず感動を受けた。葬儀は今年の秋に行われるようだが、それまで喪に服すという。王宮付近では、黒服を着た人々が大勢溢れていて、弔問の記帳にあちこちから訪れて、暑い中長蛇の列を作っているのが見られた。

 

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一般の働いている人々も、朝のラッシュアワーBTSなどに乗り合わせたので見ると、黒いワンピースや、スカートか上のシャツなど、どちらかを黒にしたりしているのを多く見かけた。観光客にまでは、そこまでは求めてはいないようだが、私もなるべく持っている服の中の、地味目な物を選んで持って行ったが、夏の服は明るい色の服が多いので、ウーンと思案。南国の明るい空の下で、黒い服装だらけなのも、何かそぐわない見慣れない光景として私の目には映った。しかし、その国民の思いは崇高だ。

 

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そういう時期なので、王宮に入るのには、厳しい服装チェックがなされていた。旅の半ばの頃、王宮に友人達と合流して行ったのだが、うっかりして夫がヒザ下くらいの短パンだったのだけれど、それも呼び止められ、慌てて仲間がステテコ風の柄物の長いズボンを買って来てくれたりした。100バーツ。(1バーツは3円くらい)

 

(ゾロゾロこんなステテコ風ズボンをはいた観光客だらけ(笑)) 

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周りの人達を見ると、男性達は多くが様々な柄物ステテコ風ズボンをはき歩いていたので、その光景はなんだか面白かった。女性達は多分ミニスカートや短パンを覆うためか、派手な柄の巻きスカートの人が多かった。それも急きょ買った物もあるんだろうな(笑)。

 

(王宮の中のワットプラケオ、エメラルド寺院をまた訪れた。エメラルド寺院内は撮影禁止、カメラのバッテリー切れで、この辺りはスマホで撮影。何て運が悪いんだろう。  歩きながらカシャっとやるのでいいのが無い(笑)) 

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喪に服す弔意は、建物の壁面にも白黒の布を垂らして表していた。町中の多くの建物でその光景は見られ、これも私の目にはこれも珍しく映った。秋に行われる葬儀、何十年に一度のこんな時期に、バンコクを訪れることになり、印象深いものとなった。国立博物館では葬儀に使う棺を乗せる輿などが作られている最中であった。

 

 

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(国立博物館で)

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(これはラーマ8世の時の座棺。ラーマ9世は普通のお棺だということだった。  逆光で見にくくてごめんなさい)

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敬虔な仏教国としてのタイ、日本とは違う流れの、修行をして悟りを得ることを目的の上座部仏教。ほとんどが仏教徒のタイで、篤い宗教心を感じた。

 

暑い暑いタイから帰ると、気温差20度・・・その上一挙に花粉に襲われた。寒い寒い日本!