kameKiKu’s blog、小さな庭日記

バラ好き、コーラスとパッチワークが趣味の関西在住シニア、植物と共に日々雑感

水やり三年・・・

天気予報通り昨晩は雨が結構降ったようだ。まだ午前中は雨が降っているけれど、最近の天気予報は気象衛星のせいで当たる率が高い。

 

(モナリザ 開く前が綺麗な花)

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鉢植えも多いので、水やりが大事だ。昔から水やり三年といい、植物に合わせた水やりをマスターするのにそれほどかかると言われる。私も今まではただジャージャーやっていたのだけど、それではいけないと。今年は水やり改革、乾いてからやっとやるようにしようかと。

 

(マダム アルフレッド キャリエール  日陰でも大丈夫な花 裏の庇の下で咲いている  上品な花色  これは全くのほったらかし。そのうち黒点病になるかも、でも庇の下なのでどうなるでしょうか。 )

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素焼き鉢やプラスチック鉢、スリット鉢など、色々な鉢があるし、置き場所の方角や条件にもよるし、やはり一様にはいかないはず。表面の鉢土が乾いてから水やりをタップリすると言われているが、これがなかなか・・・つい機械的に水をやってしまう。鉢土に指を突っ込んでみて、土の湿り具合を調べて水やりするという人の話もきく。

 

(ツダンホンシン チャイナバラ  親株から挿し木苗で二鉢出来た これも切れ目なく良く咲いてくれる。)

 

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フムフム、こうなると夫に任せることは出来なくなる(笑)。夫はときたら、チョロチョロと土が湿ったらもう水やり完了とする人だから(笑)。そこで、私も最近では、土の表面より下まで土の湿り具合をみるようになってきた。すると表面の土は乾いて見えても、下が湿っていることはよくある。

 

(もう一度お目見え グラス アン デプリッツ 一つの枝に三つくらい蕾がつく。開くと重そうに下を向く  折れそうで折れない枝  まだしばらく咲いてくれそう)

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これから暑い夏に向かい、南西向きの表庭は西日がきつくなる。そのことを考えに入れても、今までは朝に晩に真夏には一日二回の水やりをしていたのだけれど、ちょっと考えなければ・・・。水やりで湿り過ぎていると雑菌が増えるらしい。地植えのものには水やりにそこまで神経使わなくていいので、楽ではある。

 

(バフビューティーの蕾  8年くらい経っているので幹も太くなった  鉢植えで枝を自然のままに枝垂れさせて、のびのび咲かせたいオールドローズだけれど、邪魔になりバチンと途中から切ってしまった。なかなか思うようにはいかない・・・( ノД`)(笑)。)

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(いつもと違う方向から ナニワノイバラ  これも鉢植え。 以前コンクリートの隙間にまで鉢底から根を伸ばして大手術したもの。それでも元気。丈夫  トゲが鋭い。虫も病気にもならない。一重の清楚な花)

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植物にとって必要な水、水やりによって植物の生育が大きく違ってくるらしい。

 

(雑然とした花壇   オルレア ラムズイアー タイムがひしめいている。バラの場所を占拠しそうだ。何とかしなければ・・・バラの肥料を取ってるから立派になり過ぎ!)

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蕾ちゃんたち

フランス大統領選挙も終わった。韓国の大統領選挙も終わった。世界は動いている。それにしてもフランスとは何という国なんだろう。マクロンさん。子供が三人もいた24才も年上の妻、教師と教え子。略奪愛のような結婚。そして大統領。何というドラマティックな人生。仕事としても投資銀行の副社長まで登りつめ、大金持ちという。ドラマにしても出来過ぎている(笑)。

 

(グラスアンアーヘンの蕾)

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しかし、プライベートとはいえそういう結婚が、大統領の仕事とは関係なく選ばれ、国民がそれを当然なこととする、というのも懐が深い。というか私達の常識規範範疇にはないことだと思う。

 

(モナリザの蕾)

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それは人間に対する考え方の違いだろうか。やはり東洋では、人の上に立つ人間には、それなりの徳を持っているのが当然であり、持つべきだくらいの考えがあるのだと思う。長い間のそういう考えがDNAとしてもしみ込んでいるので、フランスに感心はしても、日本ではなかなかそうはならないと思う。愛にも徳が求められる気がする・・・。

 

(スパニッシュビューティーの蕾)

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それが行き過ぎると完璧な人間を求めて、ちょっとでもはずれると大バッシングされたりすることになる。そんな完璧な人間はいないのだから、今の時代トップに立つのも大変なことだと思うけれど。

 

(メアリーローズの蕾)

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それにしても一番の衝撃は24才年上妻、というところだ。ふた回りまでいくと、母親と息子の年の差のようで、自分で想像してもすんなりとは消化出来ない。まぁ大多数の人もそう思うと思う。フランスとは恋愛観はかなり違うということなのか。

 

(マダム アルフレッド キャリエール これは裏の庇の下に枝を誘導したもの いつもより蕾が多い  十年以上たっている木  幹がかなり太くなっている これは地植え)

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愛の格言を~

  恋をし同時に賢くあることは不可能なり

                         シルス

  人は恋愛を語ることによって恋愛するようになる

                         パスカル

  恋ははしかのようなもので、遅くかかると始末が悪い

                         ジェロルド

  結婚とは、まさしく相互の誤解にもとずくものである

                         ワイルド

  結婚前には目を開き、結婚してからは目をつむっていることだ

                         フラー

(ナニワノイバラ 一季咲きの花  木の勢いが悪くなったのか花が少ない)

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あらあら情熱的なマクロンさんの恋愛の話から、なんだか夢のない現実的な格言を書いてしまった。マクロンさんの生涯は、映画やドラマにきっとなるでしょう。これからどんな大統領としての働きをするのだろうか。動いている世界と日本も繋がっている。世界の動きを見つめていよう。

 

(スズラン  葉っぱを食害する虫取りが朝の日課に・・・)

 

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美しくて可愛いバラの蕾たちを写してみた。バラも人間も蕾の時がいいのかしら(笑)。

 

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次はグラスアンデプリッツ、ツダンホンシン

毎日次々開花してくるバラ。立派なこれというバラはないけれど、我が家に馴染んでくれて、長く楽しませてくれるバラもあれば、2.3年で消えていくバラもある。何かしら我が家の環境が合わなかったのだろう。と思うことにしている(笑)。バラの世話が間違ってたとかは思わずに(笑)・・・。

 

(グラスアンデプリッツ 和名「日光」 うつむいて咲く深紅の花)

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新顔のグラスアンデプリッツ深紅の花を咲かせてくれた。細い茎に重そうにうつむいて咲く花。宮沢賢治が栽培していた花で有名とか。耐病性は弱いとありながら悪条件にも耐えられるとある。矛盾するような・・・我が家の環境に合ってほしいものだ。

 

(ツダンホンシン)

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チャイナバラのツダンホンシンも咲き始めた。これは蕾の時がとっても愛らしい。いかにもバラという形をしているので、蕾が好き。この株は親株が十年くらい経ち、弱って来たので、挿し木苗で作った株。

 

(ツダンホンシン) 

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草花では、昨年九月に蒔いたオルレアが、発芽率が悪かったのだけれど、二株が育ち花を咲かせてくれた。オルレアという花を見るのも初めてだし、咲かせたのも初めて。白い小花が可愛い。狭い庭にも、毎日新しい花が目を楽しませてくれている。

 

(ツダンホンシン)

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ようやく花粉症による不快な症状も抜け、喉の状態も戻って来た。喉の具合がイマイチだと、爽やかなパチッとはまった声にならない。

 

(オルレア) 

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まぁ歌う声はともかく、声といえば、そんなに話を長くしたことはないスイミングジムのフロントの人に、名前を告げずに尋ねたいことがあり電話をしたら、すぐに名前を当てられたことがあった。

 

(スパニッシュビューティー 今年は勢いが悪い 色も形も綺麗) 

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また別な日には整骨院で、「どうですか」と状態を聞かれたので答えていたら、カーテンで仕切られていた向こうから、先に治療を受けている患者さんから、「○○さんじゃないですか?」と私の名前を呼び、声をかけられたりした。ずーっと以前にしか会ってなかった人なのに・・・。声でそんなに分かるのかな、と驚いたことが短い間に二回もあった。声にさほど特徴があるとも思えないけれど、話し方とかでも分かるのだろうか。

 

(ナニワノイバラ)

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声は高齢になると、一般的に低くなりしわがれてくる。女性は声が低くなるが、男性は声帯が痩せて細くなり、20代の頃より少し高めの声になるという。声帯も筋肉なので、使わなければ弱ってしわがれ声になっていくのだという。

 

(メアリーローズ)

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声の老化、声帯の老化を防ぐには、よく話す、歌うなどするのがいいとある。となると「話す」と「歌う」、両方私は合格みたいだ。今は若い時の涼やかな声ではないとは思うけれど、何とか今をキープしないと(笑)・・・。「話す」「歌う」これについては日々の鍛錬ができているかも(笑)。私が無口と言うと、「六つ口」と突っ込みが入りますので(笑)。

 

(メアリーローズ  十年以上たっているバラの木)

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女性は大体一人暮らしになっても大丈夫。話し相手には事欠かないといいますね。男性が一人になると話し相手がいなくなるようだ。声の老化を防ぐため、という大義名分をかかげて大いに喋らなくては・・・(笑)。

 

メアリーローズの開花&連休の手仕事

「脚立から落下」ハプニングの後遺症で、まだ右手真上に上げると耳の後ろから首筋、肩が内部でキュっと痛む。8割り方よくなつたのだけれど、残り2割りがなかなか取れない。整骨院にも通ってはいるけれど、昨晩は首にシコリがあるので、そこにインスタントお灸をしてみようと思い、市販されている貼り付けるお灸をしてみた。

 

(メアリーローズ)

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すると少し痛みが軽減している気がしたので、少し続けてやってみようと思う。痛みは血流の滞りからくるともいうから、いいかもしれない。期待してみよう。今このお灸がとても進化していて、昨晩したのは煙の出るタイプだけれど、火も使わない、煙も出ないというお灸もある。

 

 

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確かに火も使わない、煙も出ないお灸というのは凄いと思う。旅行などに持って行くのにピッタリ。しかし、何回か使ってみると、ちよっと熱くなり貼り場所を移動させたりする時、接着面が効きにくくなり、剥がれやすいという難点があるような気がする。

 

(エビネ)

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まぁそんな痛みにあがきつつも、手仕事で肩を凝らすのは良くないのに、何もしていないということが、何故か出来ない私は、この連休中も手仕事をあれこれしてしまった。ミシンを出してガタガタと服を二枚。慣れてきているので、ちょっと勝手にデザインを自己流に変えてみたりして、アラアラ私にもデザイナーの才能あるのかしら?なんて厚かましくも思ったりしながらミシンを動かす(笑)。小物ポーチなども作ってみたり。手仕事三昧の連休になった。

 

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この年になり、こんなにミシンを使うようになるとは、思いもしなかった。2年くらい前までは、ミシンは隅っこに置かれ静かに何十年も眠っていたのに・・・(笑)。私が進化したのか(笑)。

 

(クレマチス  後ろのアーチのバラはフランソワジュランビル これは成長が早い、ピンクの小花が咲く、鉢植え)

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庭では黄モッコウバラの次にはメアリーローズが開花した。本当に我が家の優れものの一つのこのバラは、鉢底穴から根を地中に深く伸ばしていて、今では最早動かすことなど到底出来ない。鉢の下の地面の土は決していい土ではなかったので、邪道かもしれないけれど10年くらい経つが、今のところ丈夫に上手く育っている。植え替え時には、鉢の土を上から半分くらいシャベルですくって取るやり方で、半替えみたいなことをしている。

 

(4月から連休にかけて制作した小物類  グレーのはタイから買ってきたシルクの残り布で。)

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この痛みはいつ治るのか、着替えで手を上げる以外日常生活にそう不便はないものの、気にはなる。家にいると手仕事をしてしまい肩を凝らすし、外に出ると膝痛になり痛みが出ることになるし、老年の暮らしは不自由だ(笑)。。。

白黒映画

PM2.5も襲来していたりしながらも、五月晴れのいいお天気が続いている。空気も乾燥しているのか、爽やかで過ごしやすい。過ごしやすい時期が最近は少ない。暑いか寒いかと振幅が極端になりやすい。テレビを見たり庭仕事をちょこっとしたり、のんびり三昧?の毎日。

 

(クレマチス)

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テレビを付けながら、大概は手仕事の何かをしているので、ドラマとかあまり、というかほとんど見ない私。何年か前の韓流ブームでは「冬のソナタ」など見たりもしたが、今は見ない。じゃあ何を見ているのかというと、お笑いバラエティーとか、ニユース、ワイドショー、討論番組など、聞いているだけでいいものが多い。

 

(クレマチス  紫のも開いて来た)

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そんな中、昨日はBS12で「近松物語」という映画をやっていた。1954年に制作された、溝口健二監督の白黒映画。白黒映画というだけで、あまり見る気がしなくなる時もあるのだけれど、この映画には、何故か引き込まれるものがあった。

 

(黄モッコウバラ 西側の境にかなり伸びている)

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長谷川一夫香川京子の主演人。私は映画のことにひとつも詳しくもなく、ただ見て良かっただの、物足りなかっただのと言うだけのことだけれど、昔の時代劇の作りは今より丁寧な感じを受けた。白黒なのに画面が美しいと感じられたし、長谷川一夫香川京子の二人の演技も良かった。

 

 

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そしてここと言う時流れるバックミュージックというか、効果音のようなものが、浄瑠璃か何かのような和楽器の音で、それも画面を盛り上げていた。引き込まれて最後まで映画を見てしまった。もちろん私ごときが言うまでもなく名作だ。

 

(君子蘭  3鉢とも咲いた)

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映画と言えば、父は映画好きで、よく見に行っていた。まだ一年生くらいの私の口から、スラスラと「好きな女優さんはジーナ ロロブリッジーダ」などと言ったりしたのも、彼女が出ていた「ノートルダムのせむし男」という映画を連れられて見たせいだった。今でも、映画の筋は忘れたのに、せむし男が大聖堂の高いところから、綱にぶら下がって降りてくる様子など、覚えている(笑)。

 

(カラスノエンドウ  これは私の知っている野草 知らない名前のが沢山ある  野の草花も可愛い)

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最近は一年に一度くらいしか映画館に足を運ばない。見たいと思う映画があまりないからだろうか・・・ツタヤにもご無沙汰している。テレビ桟敷で・・・見ようか。おっとこんなノンビリしている毎日でいいのか、あー暗譜に追われているのに、それも勝手にホリデーにしてしまっている私。。。

牡丹の寺・・・乙訓寺

牡丹が真っ盛り。牡丹は綺麗な時期が短い。早く見に行かなければ、と牡丹の花を見に牡丹の寺で有名な乙訓寺を訪れた。ちょうど満開の時期で境内の中の牡丹は、色とりどりの華やかな花色であふれていた。二千株くらいある牡丹は、始まりは大和の長谷寺から献木されたことによるという。

 

 

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乙訓寺は推古天皇の勅願を受けた聖徳太子によって建立されたという。十一面観世音菩薩が本尊の真言宗の寺である。本堂に上がってみると、正面には鏡が祀られていた。鏡は神道、神社が祀るものと思っていた私には、ちよっと意外だった。十一面観音菩薩像は右の方に置かれていた。

 

 (五色の幕が風にはためいている 1300年以上の歴史を持つ)

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9世紀初めごろ、空海最澄がこの乙訓寺で会いまみえたという。仏教界の二大巨頭が密教について、日本の仏教についてなど熱く語り合われたという。

 

 (入り口を入るとよしずの下に牡丹がずらっと並んでいる)

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本堂の中で、御朱印を受け付けていた。私はまたまた御朱印帳を忘れて来てしまった。信心が薄いせいか御朱印帳を持って出かける方が少ない。それでも紙に書かれた御朱印をもらい、家に帰ってから御朱印帳に貼り付けた。

 

(牡丹に白い唐傘をかぶせている)

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御朱印と言えば、去年神社などを訪ねるサークルの仲間達と、出雲地方を回った時の事。ある神社を訪れた時、このときも御朱印帳を持っていくのを忘れて、それでもあちこちで御朱印をいただけていたので、ここでもいただくつもりで、私のももらってきてあげると同行の知り合いが、勇んでお札の窓口に行った。

 

(花びらの数が沢山) 

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その神社は小さいが、古くからの由緒ある神社で、人里離れたところにあった。しばらくすると、知り合いはすごすごと戻って来て、もらえなかった、と言った。御朱印帳を忘れたときにもらえる書いてある紙もないので、シワのついた何かの裏の紙を差し出した知り合いに、巫女さんは厳しい表情で、「御朱印を何と心得ているのですか!」「御朱印はあげられません」そんな紙には、ということだろうけれど、キッパリと言い渡されたという。

 

 

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厳しい物言いに予想外で驚いたものの、神社の誇りと矜持を体現している巫女さんに、何かしら清々しさを逆に感じたものだった。確かに私らの軽いぞんざいな振る舞いが、良くなかったことは事実だ。それでも、現代の俗に言う様々な儲け主義にまみれた寺社ばかりを、身近に見ている私には驚きでもあった。薄い信仰心で軽く考えている御朱印に、呆れられたのだろう。御朱印といえば思い出すことだ。

 

 

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御朱印帳を眺めてみると、近畿地方の寺社のは、筆で書いてある文字が、味わいのあるものが多いし、ダイナミックに書かれていたりする。それ以外の地方の寺社のは、あっさりしていて、なんだか面白みがないように私には思える。書ける方も少なくなっているのだろうか。御朱印帳もこんな思い出と共にたまに開いて見る。

 

 

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牡丹が咲いた・・・・

連休がやって来た。学生の時は学校が休みで嬉しかった。今は連休とは無関係な暮らし、今日何日だかも意識にない時がある日々。曜日は、決まりで出かける日があったりするので、意識下にはあるけれど(笑)・・・。どこも混み合う連休は静かに家にいよう。首肩の痛みは8割方治まったが、残りの少しの痛みがまだあるし、養生をしよう。年を取ると治るのも時間がかかる。

 

(牡丹  株はずいぶん年数は経っている  純白の花を三つ 花びらはシルクのよう)

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ふと気づいたら牡丹が咲いていた。ついこの間まで蕾だったのに・・・。白い牡丹。その昔ン十年も前、ここに家を建てた頃に、島根県大根島から牡丹を売りにオバサンがやって来たので、4株買ったものだった。何と可哀想にも残っているのはこの一つだけ。

 

(クレマチスも咲き始めた)

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島根県大根島は、牡丹の島と言われている日本一の牡丹の産地。私も行った事が何回かある。「立てばシャクヤク座れば牡丹歩く姿はユリの花」などとは今はもう言わないのかもしれないけれど、子供の頃はよく聞いた言葉だ。花色も豊富で、あでやかな花であることには、間違いない。

 

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我家の牡丹は花びらがすくないけれど、もっと沢山花びらのある牡丹は、やはり見ていても豪華な感じがする。別名「富貴草」とか「百花王」とかいうというのも納得。花言葉は恥じらい。

 

(これは昨年九月頃に蒔いたストック   種から咲いて嬉しいけれど何だかヒョロっとして形が悪い)

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我家のバラ達は黄モッコウバラが五分咲き、もう少しで満開になる。あとはグラス アン デプリッツが蕾を大きくしている。モナ リザも。ゾウムシに打ち勝ってどれだけ咲いてくれるか。

 

(土手のチューリップとハナニラ)

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二年前にご近所からアンジェラの挿し木苗を、何本かもらったのだけど、私は鉢植えにしている。今年はだいぶ伸びてきた。ご近所の地植えのアンジェラは毎年沢山花を付ける。お留守が多かったりして、薬なども撒いていないのに花が沢山咲くのは、虫が蕾の数に追いつかないからという(笑)。我が家のアンジェラはまだひ弱。でもゆくゆくはそうなって欲しい。アンジェラは丈夫。

 

(バラの足元にタイムが育ってしまった。育てたのは私だけれど、こうなるとは思わなかった(笑)。バラの肥料をタップリ取って元気いつぱい。ちよっと少なくしなければ・・・)

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そういえば、「薔薇」という漢字は書けない漢字の一つとしてよくあげられる文字。バラと書くのとは、同じ花のことを言っているのに、何だか違うみたいな雰囲気(笑)。車を運転しながら、あちこちのお庭の花に目がいくこの頃。