ベンチャロン焼きツアー
29日火曜日はタイの祝日、御釈迦様の誕生を祝う日で、旧暦でやるので毎年日にちが違うのだとか。会社も学校も休みなので、家族みんなで今日はベンチャロン焼きのウェンディーのツアーに参加した。ベンチャロンとは五つの色を意味するタイの代表的磁器です。金を使って鮮やかな色使いのカップや壺など見たことあるんじゃないでしょうか。
(ベンチャロン焼き)
集合場所のインターコンチネンタルホテルまでBTSで行く。BTSはとても便利。日本のようにICOCAカードのようなシステムなので、スムースだ。けれども改札を出ると、荷物検査の人が待ち構えている。まぁ、私の顔を見たら分かるでしょうからか、アッサリ金属探知機のような棒状の物で荷物をなぞられ、オッケーと通してもらえた。これは日本より進んでいる危機管理かもしれないですね。
(BTS、ホームドアもついていて安全)
BTSに乗ると、私達を見るとすぐに席を替わってくれようとする。これには毎回感心する。私が物凄い年よりに見えるわけではないのですよ(笑)。そこそこ普通のシニアですけど、席を譲ろうとしてくれるんです。さすがに仏教国、年寄りを敬い大切にするという文化、日本のことを思い出すと情けなくなる。もちろん譲られたら「コップンカー」(ありがとう)と言って座りました。
ツアーには祝日なのでか参加者は子供連れが多くいた。バスが走り始めると雨がポツポツ降り出してきた。雨季なので、いつかは雨に遭うとは思っていたのだが、仕方ない。カッパも傘も準備はしている(笑)。一時間半くらい走ったんでしょうか、やがて着きました。
(ベンジャロン絵付け体験工房)
バスを降りると大きな読経の声がマイクを通してか、響き渡っている。ベンチャロン焼きの体験工房の向かいのお寺からのようだ。雨は止んだようだったが、緑したたるような入り口から中に入り、すぐに絵付けの体験が始まった。細筆で描いたりするわけで、まるで自信がない(笑)。
それぞれの前に、ソーサー付きの蓋ありのカップが置かれていて、下絵の花の図案が描いてある。小さい小菊のような花だ。5、6色の顔料が用意されていて、各自思い思いに色づけをしていく。花の図案の間の空間に、自由に描いてもいいです、と言うので、私はゾウと釈迦像を描いたのだけれど、ひどい出来になってしまった。もちろん失敗したら拭き取れば大丈夫なのではあるが、思い切りのいい私は修正しながらも描き込んだ。
(メチャクチャピンボケながらこれ一枚しか撮らなかったので・・・ゾウのが私のです)
空間に描き込んだ人は少なかった。みな図案を丁寧になぞって色付けに没頭している。私的には、綺麗に図案通り出来たのでは、何故か面白くない気がした。私のカップは、破調の絵を加えてキレイではなくなったけれども・・・・満足(笑)。。
(工房の中から外を見る)
(お土産物屋の前にあるガネーシャ ヒンドゥー教の神で富をもたらすと、商売人から信仰をあつめているとか)
描いた後は、自由時間を持ちながら、お昼をたべたり、お土産物のベンチャロン焼きを売っている店を見たりした。ベンチャロン焼きは、以前にも書いたのだけれど、二十数年前の最初のバンコク訪問の時に買っているので、今回は全く買う気がなかった。我が家の食器棚は満杯で、これ以上陶器類を増やすことは出来ないし、むしろ終活に向けて断捨離をしていかねばならないわけなのだから。財布のヒモの緩い私も、ここではキッチリ引き締めていた(笑)。
お昼ご飯のことだけれど、このあたりにはレストランのようなものは全くない。屋台が二軒くらいあるだけだった。胃腸の弱い私は、何でもオッケーとは行かないので、息子の勧めで前の日にパンを買って持っていたが、息子家族はレストランでもあるかと用意無しなので、コンビニまでしばらく歩き、そこで買ってたべたのだった。
雨は止んではまたザッと降り、また止むという風な一日だった。集合、解散場所のインターコンチネンタルホテルに帰り着き、この日は終了したのだった。
(毎朝四時半から五時頃の空は朝焼けが綺麗 部屋の窓越しに撮影)