曽野綾子氏の「1人暮らし」という本を図書館で借りました。曽野綾子氏の本は、随分前に何冊か読んだこともあり、常日頃から話される内容も、凛として一本筋の通ったものであるのは知っていたけれど、今回も読み始めた途端にそれを思い出させてくれるようで、背筋を伸ばして読まねば・・・という活を入れられる感じです。
数年前にご主人の三浦朱門氏を見送られ、1人になられたようです。
本では、「1人でやれる癖をつける」、認知症も防ぐのに有効かもと「安心しない毎日を過ごす」とか、人に頼らず暮らすのは「1人暮らしは体にいい」などと書いてあります。まだ1人暮らしでもない私ですが、参考になるかもとページをめくりました。
(ランタナ)
そして人生の最後の境地は、「孤独と絶望を人生の最後に十分味わうべき境地だと思う」と・・・。この二つを体験しないと、人間として完成しないと・・・。そう言われれば、絶望はまだ体験していない私かもです。小さな孤独、それなりの孤独は感じたりは誰でもあると思いますけれど。。。
(ベロニカロニカブルー)
こういう本を読むと、シャキッとしなさいと背中を叩かれているような気がして、意識が変わります。主婦を長くやっていると、あーぁ死ぬまでご飯作らなきゃ・・とか、楽をしたい欲求がいつもあるものなのですが、ガーンと目を覚めさせられるような・・・。1人でも三度の食事の支度から何でもするように、80才でも90才でも、高齢者は1人で出歩かせなさいとか、普通に考えていることの真逆ですから(笑)。
確かにそうかも・・・とも思います。人間て自分を甘やかしたり、甘やかせられたりされると、易い方にどうしてもいってしまいますものねぇ。最後まで、凛として1人で暮らしを切り盛りして行くのが理想ですね。それには何事にもポジティブに考える習慣をつけておく必要もありますね。
今日も秋晴れ。
(レモンの木に青虫君)