映画「銀河鉄道の父」を見ました。役所広司と菅田将暉が演じていますが、コロナ以来久しぶりに見た映画、感動出来る映画でした。近くで上映したので、夫と見に行きました。
宮沢賢治の詩などは子供の時に学校で習ったりしました。銀河鉄道の物語でもジョバンニとか、カンパネルラとか、あの時代に物語とはいえ、付けた名前であることに新鮮な感じを受けていました。
雨にもマケズ 風ニモマケズ〜、妹の死を読んだ詩、アメユジュトテキテ ケンジャ〜など有名な詩。でも生きているうちはこれらの作品は売れなかったんだそうです。
しかし誰にも真似のできない賢治の世界が、そこにあります。言葉の使い方、心の持ち方から独特の賢治像が浮かびます。どこか惹かれるところにある宮沢賢治です。
映画の中では祖父と妹、そして賢治と3人の死がありました。妹も賢治も肺病で亡くなりました。
昔は、私が生まれる前の時代までは、肺病というのがまるで国民病のように言われ、死の病になっていたようです。栄養が不足していたのでしょうか〜。
妹の死に、賢治の死に嘆く父や家族に、私の目も潤んでいました。ドラマを見て泣くということは滅多に無い私ですが、演技も脚本も良いのでしょう、物語に入り込み心を動かされました。賢治は37才でこの世を去りました。
映画はテレビドラマとは違い、ヤッパリ画面の中が作り物のような感じにはなっていず、リアリティある違和感のないその時代の暮らしが再現されていて、スンナリ頭に入ってくるのが、テレビとは違うとこですね。演技もシッカリしているし。
今日の映画には満足して帰りました。帰り道は花見の車で、アチコチが車だらけ。夫とも今年も花見をと思い、近場の公園で買ったお弁当を食べました。今年も2人でも花見が出来ました。
桜のお花見をダシにして、相手を変えて、何回もお花見をする私です。